「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「神様の裏の顔」(藤崎翔)


神様の裏の顔 (角川文庫)


この本はオモシロイ!元お笑い芸人の著者、藤崎翔氏のこの作品もケッサクだったよね。


「お隣さんが殺し屋さん」(藤崎翔)
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20171230


この本は第34回横溝正史ミステリ大賞受賞作。神様のような男が実はとんでもない犯罪だった!?というまさかの展開に!


「坪井誠造、享年六十八。教育者として自らの全てを捧げ、万人に慕われた神様のような男。その通夜には、彼を慕う多くの人々が押し寄せ、悲しみの涙を流す。坪井の娘、晴美は、その様子をうちひしがれながら見つめていた。坪井と不仲だった晴美の妹・友美、後輩教師でゴリラに似た初老の男・根岸、坪井の教え子で男盛りのアラフォー・斎木、不登校の過去を持つ今どきギャルの茉希、ご近所の元気なおばあさん・広子、そして坪井が大家をしていたアパートの住人でお笑い芸人の寺島。ごった煮的に集まった面々が、それぞれに神様・坪井をしのぶうち、話は妙な方向へ。なんと皆の告白により、坪井の隠された犯罪が明らかになり……。」


それぞの登場人物の独白の連続で故人の思い出を語るうちに、なぜか犯罪や事件のことが微妙に絡んでくる。「ま、まさか坪井先生が犯人なんて……そんなことはないわよね。あんな神様みたいな人が殺人なんてするわけないわよね……」


そして後半は大どんでん返し!ハラハラ・ドキドキのエンターテイメントっ!これ、映像化されないかなあ!人は誰でも裏があるよね。聖人君子なんていないもんね。読後感を話し合いたい!超オススメです。(・∀・)



神様の裏の顔 (角川文庫)