「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「殺意の対談」(藤崎翔)

   


殺意の対談 (角川文庫)


最近ハマっている、元お笑い芸人の作家、藤崎翔氏。東野圭吾を超える(?)大ドンデン返しというか、「小」ドンデン返しの繰り返しというか(笑)、七転八倒というか、とにかく一気に読ませる!(・∀・)


この本は対談形式になっており、「月刊エンタメブーム」「SPORTY」「月刊ヒットメーカー」「テレビマニア」「週刊スクープジャーナル」「メディアミックス・スペシャル対談」「実話真相」という実際にありそうな雑誌の複数のインタビュー記事。オモシロイのは、出席者の言葉の後に発言者の「私情」ー心の中のつぶやきまで記されているのだ!人間誰しもホンネとタテマエを使い分けるおの。しかし表向き丁寧な言葉ほど、その裏には辛辣な心情が隠されていたりする


「人気作家・山中怜子と、若手女優・井出夏希。新作映画の原作者と主演女優の誌上対談は、表向きは和やかに行われたのだが、笑顔の裏には忌まわしい殺人の過去が…。同様に、ライバル同士のサッカー選手、男女混成の人気バンド、ホームドラマの出演俳優らが対談で「裏の顔」を暴露する時、恐るべき犯罪の全貌が明らかに!?ほぼ全編「対談記事+対談中の人物の心の声」という前代未聞の形式で送る、逆転連発の超絶変化球ミステリ!」中でも一番スゴい話を紹介しよう。


直撃取材!デビュー5周年を迎えたSML(エスエムエル)の「伝説への道」。現在人気急上昇中のロックバンド、SML。ー紅一点のボーカルのSHIORI(25)、ベースのMAKOTO(29)、ギターのLICK(29)の3人組は、個性はそれぞれ異なるものの抜群のチームワークでのし上がってきた。その関係にはだが、SHIORIしか知らない秘密が隠されていた……。




……これ、実際にありそうだなあ……最後の新曲「メッセージ」の歌詞に、あんな秘密が隠されていたなんて……。スゴっ!全作品読破しちゃお!超オススメです。(・∀・)


   


殺意の対談 (角川文庫)