「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「オーマイ・ゴッドファーザー 頑固親父のデタラメ教育論」


オーマイ・ゴッドファーザー


やった!ついに出ました!待望の本!私の盟友であり、私が出会った天才の一人、ソーシャル・アライアンス代表、岡根芳樹氏の最新作はケッサクだぞ!(・∀・)


破天荒な著者の原点は父親にあった!もう何度も聞いている話なんだが改めて読んでみると、やっぱりオモシロイ。ハチャメチャな中にキラリと光るメッセージがある。全ての父親に、そしてこれから父親になろうする人は必読。名言、迷言・虚言が満載。その代表的な言葉を紹介しよう。


・「子どもが読む本とか、子どもが聴く音楽とか、そうやって大人と子どもの間に境界線を引いたらあかん。子どもだからマンガしか読まんなんて言っとるやつは、大人になったってマンガしか読まんぞ。大人も子どもも関係ない。子どもでも難しい本を読め!いい音楽を聴け!そんなことで仲間外れするやつは友達やない。仲間外れでけっこう!


・「だいたい子どもを子ども扱いする親ちゅうのは、自立できとらん無能な人間なんやぞ。親であることだけが自分の存在価値やから、子どもに成長されたら困るんや。せやから手とり足とり何でもしてやって、難しそうなものは遠ざけて、ずっと子どものままでいさせようとするんやぞ。どうや、恐ろしいやろ。子どもは親に依存、親は子どもに依存、そういう奴らはな、何かあると全部人のせいにしよる。それが一番あかんのや。いいか良樹、人生は全部自分の責任で生きて行けよ


・「普通とかみんなと一緒とかいうのが一番だめなんやぞ。お前がお前であるためには、人と違う個性が必要なんや。せっかく絵を描くなら、普通に描いてどうするんや。もっと自分の感性を大事にせえ。ええか、感性なんていうのは変でなくちゃあかんピカソを見てみろ。変な絵を描いとるやろ。変というのはな、普通じゃない、特別っちゅう意味なんや。俺にはな、あの木が真っ赤に燃えるように見えるぞ。そっくりで上手な絵じゃないけど、心にぐっとくるいい絵を描いたらええんや。」


・「良樹、変なことを考えろよ。変なことを言い続けろ。変なことをやり通せ!」


・「粋ちゅうのはな、やせ我慢のことや。時代劇の侍を見てみろ。みんなやせ我慢しとるやろ。自分は食っとらんのに食ったふりをしてやな、みんなに食わせるのが侍や」


・「普通、人は食べるものがないとき『食べられない』と言う。しかし武士は『食べない』と言う。『食べられない』は被害者意識であり、『食べない』は自分の意志。人生を受動態で生きるのか、能動態で生きるのか、どんなことであれ、すべて自己責任として完結するということだ」


・「この世は、すべて光と闇でできとるんや。光だけでは成り立たん。影がないのは偽もんにや。せやから人間の心には、光も大事やけど同じように闇も必要なんや」


・「俺が死ぬときは、セスナで国会議事堂に突っ込んで死んだる!ええか、悪徳の政治家を全員巻き添えにしてやるんや!」


・「ええか、挫折は何回したってかまわんけど、それで挑戦すえること止めてしもうたらあかんのや。諦めんで生きることが人生や。諦めて生きとる奴に人生はない。良樹、人生は長いぞ。今のうちにいっぱい挫折しとけ。だいたいお前の人生はまだ夜明け前や」


特にラストの「レストラン事件」のエピソードは泣ける。今年のベスト3に入る本。超オススメです。(・∀・)



オーマイ・ゴッドファーザー