「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「プチ哲学」(佐藤雅彦)


プチ哲学 (中公文庫)


バザールでござーる」「だんご3兄弟で有名な佐藤雅彦氏。この本は、どの哲学の本よりも深いかもしれない…!?(・o・)!?


「ちょっとだけ深く考えてみる―それがプチ哲学。書き下ろし「プチ哲学的日々」を加えた決定版。考えることは楽しいと思える、題名も形も小さな小さな一冊」その中でも代表的な話を紹介しよう。


【二匹の小魚】


南の海の底に
小さな魚の恋人たちが
おりました
二匹はお互い
深く愛し合っていました

ーこんな広い海の中
君に出会えて なんて僕は幸せなんだ
ー私もなんて幸せなんでしょう




ところがある日のこと
二匹は運悪く
捕らえられてしまいました
そしえ狭い狭い水槽に
入れられてしまいました

ー大好きな君と
いつも一緒にいられて
なんて僕は
幸せなんだ
ー私もなんて
幸せなんでしょう
深く愛している二匹の
小さな魚たちがおりました


言葉とイラストの絶妙のコントラスト!実に深い!この本でいろいろと哲学を議論したいなあ。オススメです。(・∀・)



プチ哲学 (中公文庫)