「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「悲しみの底で猫が教えてくれた大切なこと」(瀧森古都)

我が家や毎年「ネコ年」である。


家のカレンダーは、4種類とも「ニャンコ」。ニャンコに癒され、ニャンコに助けられているのだ。(=^・^=)

さて、この本は「猫にまつわる感動体験」を通じて、登場人物が学び、成長していく全4話からなる小説なのだ。そのエッセンスを紹介しよう。


・おい、なんでも屋。一ついいこと教えてやるよ。自分の意志で金をくれてやるのと、人の悪意で盗まれるのとは全然違うんだよ。


・『ネコは、ごはんを何日食べなければ死にますか?』


今、生きていることは、奇跡なのよ。そう、会いたい人に会えるって、みんな『当たり前』だと思っているかもしれないけど、今こうやって生きていることや、大切な人やペットに再会できていることは、決して当たり前ではないの。死んでしまったら二度と会えないという現実を、東北に住む私たちは嫌っていうほど体験してきたのよ。だから、今こうやって生きていること自体が『奇跡』なんじゃないかなって……。会いたい人に会えることも、再会したいペットに会えることも、みんな『奇跡』なんだと思うの。

・この世に産まれたことも奇跡。
今日を生きていることも奇跡。

人は、何のために生まれてきたのだろう。
人は、なぜ生きなければいけないのだろう。

ちっぽけな人間に、いったい何ができるというのだろう。

悲しみの底をさまよった僕らに、猫たちは大切なことを教えてくれた。
今を精一杯生きることで、僕らは奇跡を起こすことができるんだ…と。


落ち込んだとき、悩んだときは、ニャンコに会いに行けばいい。きっといろんなことを教えてくれるよね。オススメです。(=^・^=)