いや〜この絵本は、泣いた…心を打たれた……。
ひとはなぜしんでしまうのか…、なぜうまれてきたのか…、いきるということ、しぬということは……。亡くなった人へ、どうやってメッセージを伝えたらいいのか!?そのエッセンスを紹介しよう。
やまのうえに1だいのでんわが おいてありました。
だれが おいたのか わかりません。
でんわせんは つながっていませんが、いつも ぴかぴかに みがかれています。
このでんわは『もう あえなくなったひとに つたえよると、かならず そのひとに とどく…』といわれています。
今日も、たぬきのぼうや、うさぎのおかあさん、きつねのおとうさん、ねこさん…がでんわをかけにやってきています。
ところが、ある日、せんがつながっていないはずの電話がなっています。
リーン リーン リーン!
「えっ!そんな?あのでんわは せんが つながっていないんだから、なるはずはない……」
くまのおじいさんは ぶつぶつ いいながら やまを のぼっていきました。すると……。
あとは……読んでね…。(・∀・)
この絵本のモチーフは、こんなメッセージからです。親子でぜひ読んで欲しい。オススメです。(・∀・)
風の電話
岩手県大槌町の佐々木格(いたる)さん(ガーデンデザイナー)が、自宅の庭に「風の電話ボックス」をおきました。「会えなくなった人へつたえたい……」ひとりっきりになって、電話をかえるように相手に想いをつたえる空間で、実際の電話線はつながっていません。電話機のよこには、こう書かれています。
佐々木さんが震災前から考えていたものだそうですが、心の復興のきっかけになればと思い、実現されていたそうです、
「あまりにも突然、多くの命が奪われた。せめてひとこと、最後に話がしたかった人が、たくさんいるはず。そして今回の震災だけでなく、会えなくなった人につたえたい想いを持っている人は多いと思います。どなたでもいらしてください」