「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「感じる漢字 心が解き放たれる言葉」(山根基世)

メリークリスマス!いかがお過ごしですか!?(・∀・)

漢字=感じ、なんだろうなあ、言霊でいうと。(・o・)
まさにこの本は、漢字を感じる本。そのエッセンスを紹介しよう。


【朝】


「十」という漢字は、横にふたつ並べると「草かんむり」になります。これは、草と草の間から日がのぼってくる様子。東の草原、その地平線からあらわれたのが太陽です。そして、右側には「月」。これは振り返って西の空を見ると、薄く有明の月が残っている様子。


【想】


「木へん」に「目」を書いて「心」。その人は木を見て、何を想っているのでしょうか。
田んぼの「田」に「心」と書いて「思う」。心のありようが違います。
木を自分の目で見て、その生命力をおすそわけしてもらった人が、これをほかの誰かに届けたいと願うことが「想う」。遠くで暮らす大切な人のことを想う。忙しい現代を生きる私たちは、ふだん、ふと立ち止まり、木を見ることがあるだろうか。いろいろなことをじっくりと考えてみたり、誰かのことを想って、歩みを止めてみることがあるだろうか。


【笑】


下の部分、「夭」は、若い女性が、しなやかに舞う姿を描いたもの。「竹かんむり」の部分は、踊るために高く掲げた女性の両腕をあらわしているといいます。箸がころんでもおかしい女性。穏やかな微笑みひとつで、その場をなごやかにする女性。お母さんは、太陽のような笑顔で家族を照らします。もし、女たちが笑わなくなったら……世界は暗く寂しく、季節はめぐらなくなることでしょう。


【道】


はじめて足を踏み入れた荒野を、一歩、また一歩。そこは、見知らぬ民族が住む異境の地。どんな邪悪な霊が祟りをおこし、災いをもたらすかわからない。男は緊張のあまり、手にしているものを落とさぬよう、あらためて力をこめ、しっかりと抱えなおします。彼が携えていたもの……、それは、戦で手に入れた「人の首」。当時、邪悪な霊をおさえつける霊力をもつといわれていた、ある特定の民族の首でした。ゆく道にひそむ危険をその首で払いのけ、恐怖と戦いながら、彼はひたすら、歩みを進めていくのでした。


その他、「恋」「母」「晩」「食」「世」「鬼」「望」「歩」「虫」「幸」「負」「謝」「名」「孝」「白」「省」「和」「息」など。


日本語って、漢字って深イイなあ…。オススメです。(・∀・)