子どもの頃からの愛読書が手塚治虫の「ブッダ」何回繰り返し反復したのかわからないくらい何度も何度も読み返した。
さて、この本、タイトル通り「いちばんやさしい」ブッダの教えなのだ。どのページから読んでもオモシロイ。そのエッセンスを紹介しよう。
・南方の深い山奥に暮らしていたアシタ仙は、あるとき「ブッダが降臨した」と喜ぶ神々から、サーキャ(シャカ)族にシッダッタ(シッダルタ)が誕生したことを聞きました。
仙人は、さっそく甥のナーラカを連れカピラヴァットゥの宮殿に向かいます。宮殿で王子を抱いた仙人は、はらはらと涙を流しました。不安に思ったスッドーダナ王がわけを尋ねると、仙人はこう答えました。
「王子は32の偉人の相を持っています。王位についたら全世界を征服する大帝王・転輪聖王(てんりんじょうおう)、出家したらブッダになるでしょう。いずれにしても、私はそれまで生きていません。それが悲しくて泣いたのです」
これを聞いた父王は、大きな喜びを感じると同時に王位継承が放棄されることに危惧を抱きました。
その他、「伝承に彩られたブッダの誕生」「旅立ちのとき」「二大弟子(サーリプッタ(舎利佛)とモッガラーナ(目犍連))の帰依」「アヌルッダ(阿那律)の帰依」「地獄」「極楽浄土」「上座部仏教と大乗仏教」「ブッダの前世物語」「過去七仏〜ブッダ以前に存在した6人の過去仏」など。
ほー!オモシロイ!知らなかったことがわかりやすく説かれている。オススメです。(・∀・)