「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「動物たちの奇行には理由がある 生物ふしぎエッセイ」

 

動物好きの人たちに贈るこの本!動物のトリビアが満載!(・∀・)イグ・ノーベル賞受賞の研究者はどんなことに疑問を持ちどんな不思議を私たちに見せてくれるのだろう。そのエッセンスを紹介しよう。


【カタツムリ】


人が食用にする「Helix」という種の口は、普段は草をむしゃくしゃ食べている器官ですが、求愛行動の際は大きな「武器」へと変化します。彼らは交尾前の行動として、口を使って愛をこめながら相手をくすぐるのです。2匹のカタツムリが出会うと、角のような触手を用いて相手の体を擦り、次第に向き合って立ち上がります。


【ハエは綺麗好き?】


ハエは元来不潔な昆虫です。糞便や腐敗した食物に群がって、ときには病原菌を媒介するような生活を送っているのですから。従って、ハエが自分自身を清潔に保つために規則的に自分の体を清掃するのは当然だといえます。彼らはまず最初に前脚同士を擦り合わせてゴミを取り除きます。そして次に前脚で頭を拭きます。頭を拭くと、また足を擦り合わせてゴミをゴミを取り除きます最後に後脚で2枚の羽を拭くと、一連の身づくろいが終了になります。ハエでさえ、頭を洗う前にまず手(前脚)を綺麗にし、次に頭や口を洗い、その後再び手を洗っています。こうしたことを子どもたちが見ていたとしたら、いつでも忘れずにうがい・手洗いを行うかもしれない。


【ダイビングの金メダルは……カメ?】


淡水で暮らす水棲ガメの一種は、なんと1年の約半分は呼吸していないことがわかりました。要は、6ヶ月近くもの長きにわたって水の中で息をせずに過ごしているのです。とても肺呼吸をしている動物とは思えないほど水中に潜っていられるのは、水温低下で代謝が抑制されること、ゆっくり動くこと、水の中でも少量ながら酸素の取り入れと二酸化炭素の排出が可能なこと、といった要素が組み合わさることで、驚異の長時間潜水を実現しているのです。


動物って、生き物ってスゴイねえー!生物の教科書にしたいね。オススメです。(・∀・)