「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「もたない男」(中崎タツヤ)


衝撃的な本に出会いました…。「じみへん」の作者である 漫画家・中崎タツヤ氏は、「捨てマニア」というか病的に「モノを捨ててしまう」。 結果、部屋には何もなく、いつでも引っ越しOK。 人はどこまでモノをもたずに生きられるのか?そのエッセンスを紹介しよう。


・10年以上前、「じみへん」の中で「仕事にものがない漫画家、五本の指に入る」と書いたことがあったんです。仕事場の机は小学校の教室にあるような小さな学習机で、椅子も丸椅子にしています。部屋にはほとんど何も置いていないから「不動産屋に内見に案内されたみたいだ」なんていう人もいるくらいです。仕事場にはパソコンも家電製品もないから、エアコンに使う時期意外の電気代はほとんどかかりません。100円ぐらいですかね。私はすごいエコ生活をしているんです。



・携帯電話は、あまり電話もメールもきませんし、こちらから電話することも滅多にないのでもち歩かないことにして、家においたままになってます。


・私が捨てたいものとしては…例えば、ボールペンのキャップにはクリップが付いてますよね。シャツのポケットにペンをさしておくときは便利なんですけど、私はシャツのポケットにペンにさすことはないので、必要ないと考えてしまう。そいう些細なことから「ああ、捨てたい」と思うんです。


・私にとって、ものを捨てる捨てないは、基本的に必要であるかないかの選択になります。無駄が嫌いなんです。スッキリしたいだけなんだけなんだと思うんです。使い切らなくても、全然ものを捨てられます。私の判断基準はいるかいらないかだけです。


・私はものを手に入れたい「物欲」は強いのだけれども、もっておきたいという「所有欲」が普通の人より弱いのかもしれません。どうやら私の中には「物欲」と「捨て欲」が混在しているようなんです。


いつも部屋のなかをぼんやり見回しながら、捨てるものはないかと探しています。買っては捨て、捨てては買いを繰り返しているんです。


・本の場合、内容がわかればいいのだから、物理的に本というものを自分が所有する必要はまったくなく、読むことができれば友だちや図書館から借りればいいと思うんです。


・誰かと会う約束がなければ、基本として携帯電話はもち歩きません。ポケットのなかにはお札を折って入れ、あとは小銭入れと家と仕事場のカギを持って出掛けます。ポイントカードは嫌いなので、一枚ももっていません。


・私は100円ショップで二個一組の糊を買って、すぐに一個捨てますが、これは単品で糊が売っていないからです。


スゴイ…片づけられない症候群のワタシの部屋に、来て欲しい。オススメです。(・ω<)