「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「努力しない生き方」(桜井章一)

数年前にハマった桜井章一氏。(・∀・) 「麻雀の裏プロの世界で20年間無敗の伝説を持つ雀鬼が説く、苦境脱出のための「努めて力まない」やわらかな生き方とは?」そのエッセンスを紹介しよう。


現代人の生き方は足し算的な生き方である。大多数の人が、今よりもっと成功したい、お金を増やしたい、人から評価されたい、幸せになりたいと、足して、足して、どんどん足し続ける。本書で私が述べたかったのは、この足し算の生き方とは違うまったく新しい可能性を持った生き方である。それは足していくことを止めて、反対に足したものを引いいていくような引き算的な生き方だ。


・20年間、私が無敗でいられたのは、何よりも勝負にのぞむ私に足し算的な発想や行動がなかったからだと思っている。あったのはいつも力を抜くことで成り立つ引き算の思考や行動であった。それが勝負において一度も負けることをさせなかったのだ。


・麻雀にしろ、何にしろ、そこにあったのはいつも「努力」ではなく、「工夫」だったと思う。「工夫」があれば何事も楽しくできるのだ。「努力」をしようとすればかならず余計な力が入る。練習して上達を続けるには力が入っていてはダメだ。努力という感覚で頑張るとどこか不自然な力が入って、かならず嘘っぽくなるものだ。私はそんな嘘っぽさに違和感を覚えてしまう。


・恋愛や趣味に一生懸命になっている人は「力」なんか入っていないし、「努力」もしていないだろう。「力」が入るとたいていいい結果は生まれない。仮に目的を達成してもどこかにひずみを生むものだ。


・私は超がつくような大金持ちの人たちを何人か知っているが、彼らを見ていて感じるのは、平均的な日本人よりむしろ幸福感が少ないということである。


・私は、壁は越えるのではなく、上に乗っかればいいと思う。壁を超えるのはむずかしくても壁の上に乗るのは勇気さえあればできるはずだ。それは壁となっている問題をとりあえず丸ごと受け入れるということである。乗っかれば視界が開けてそこからヒントとなる何かが見えてくるはずだ。


・目標というものは前に置くと、遠い目標でも遠近感がぼやけてけっこう近くにあるんじゃないかと錯覚したりするのだ。反対に近い目標だと必要以上に遠くに感じてプレッシャーに感じることもある。だが、目標を横に置く感覚でいると、遠くても近くても、あるいは小さくても大きくても目標の現実感がよくわかる。そうなれば目標に必要以上にとらわれることも、プレッシャーになることもない。


・つまり目標は両脇に置くような感覚がいい。横を見ると目標が見えるような感覚。目標を前に置くと、姿勢が前のめりになって視界が狭くなるが、両脇に置けばそんなことにはならない。余裕を持って目標と伴奏できるのである。


…いいなあ…努力しない生き方っていいよね、オススメです。(・∀・)