- 作者: 西田文郎,「元気が出る本」出版部
- 出版社/メーカー: 現代書林
- 発売日: 2008/11/05
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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・スポーツメンタルの指導経験から、はっきり断言できますが、本当にデキる人間、本当に優秀な人間は、間違いなく「自分はまだまである」と思っています。謙虚だからではありません。いつも未来の目標に目が向いていて、それと現在の自分を比べているので、「まだまだ」としか思えないのです。自己満足はあなたの限界になります。だからこそ、志はたっかく持たなければならないのです。
・世の中をナメている人間は、いつか必ず大失敗します。ナメてかかると、いずれ相手に復讐されるというのが、この世の法則だからです。これを「返報性の法則」といいます。
・もし本気で自分を変えたければ、人生の師を見つけることです。そこには人生のお手本、「なりたい自分」の具体的イメージが、リアリティと説得力をもって存在しています。ノウハウもテクニックも、その人の中にあります。どんな自己変革のプログラムよりも、はるかに強力です。
・あなたが感謝すべき人、10人の名前を上げなさい。そして一年以内に、10人全員にあなたの感謝を伝えなさい。これが「10人の法則」です。人は嬉しいと、感謝したくなる。人は感謝すると、嬉しくなる。人間の脳には、こういう不思議な現象が起こるのです。これはひとつの生き方であり、生き方の実践です。ですから手紙や電話という手段を用いるのは禁止です。
・「10人の法則」を実行すると、これまでの人生がいかなるものであれ、自分の過去を肯定できる。多くの人に支えられてきた自分が好きになり、人のことも好きになる。自分の未来がはっきり見えてくる。自分ほど運のいい人間はいないと確信できる。
・野球のイチロー選手は、なぜあそこまで自分に厳しく努力でき、頑張れるのでしょうか。イチロー選手自身は、もしかしたら、気づいていないその答えを、私は知っています。それは彼の目標が、彼だけの目標ではないからです。少年時代に野球を教え、ともに努力し、支え続けてくれたお父さんの目標でもあるからです。そう思って、スポーツや芸の世界を見てください。超一流と呼ばれる人たちには、幼い頃からの親の大きな夢を背負い、父親、母親との二人三脚で、本気の努力を続けてきた人が非常に多いのです。驚くほど多いことに気づきます。
・「10人の法則」は、自分の夢は自分だけの夢でないことを確認し、自分の人生は自分だけの人生ではないことを自覚する作業です。と同時に、それを通して、これまで自分を守ることばかり考えていた、ちっぽけな自分を超えていく作業です。
・私は常々不思議でならないのですが、お金のない人は、なぜかお金がないことに悩んでいます。たくさん稼ぐ方法や、もっとためる方法はないものかと悩むなら分かります。しかし、そうでなく、金がない、金がないと悩んでいます。稼ぐ方法、ためる方法で真剣に悩んでいるのは、むしろお金のある人たちです。
その他、「悩みを解決したければ、異業種の10人と付き合え」「自分の枠を広げたければ10人の異性と付き合え」「世界で一番簡単な成功法は、人を喜ばせることである」「肯定的な脳が欲しければ、毎日5人の人を喜ばせろ」などは、なるほど!と思った。ぜひ実行してみよう!(^J^)