「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「電気代500円。贅沢な毎日」(アズマカナコ)


この本はスゴイ!ナント、一家4人で1カ月の電気代が500円という究極の節電ぶり。(゜o゜)!!!冷蔵庫も洗濯機もエアコンも掃除機もない暮らしとはどんな暮らしなのか?そのエッセンスを紹介しよう。


・私の家の電気代は一ヶ月500円です。夫と子ども二人の4人ぐらし。一家4人で電気代500円なんです。このことを言うと多くの人に「大変でしょう?」「無理しているのでは?」などと聞かれます。でも、なぜ私がこういう生活をしているか。それはただ、この生活が「好きだから」です。


そんなに電化製品やモノがなくても困りません。むしろ、こっちのほうが心地よいのです。洗濯機がなくても、たらいがあればいい。掃除機がなくても、ホウキがあればいい。冷蔵庫がなくても、保存食があればいい。決して無理をしているわけではなく、このほうが私は好き。ただそれだけなんです。


・よく「変わってますね」と言われます。でも、私にとってはこれが普通です。お金をかけずに、手間を掛ける。こうした生活こそが自分にとって最高に「贅沢」だと思うのです。この本では、そんな私の電気代500円生活をご紹介します。あなたの暮らしを楽しくするヒントになればうれしいです。


どの家庭にも当たり前にあるものが私の家にはないので、珍しがられるのですが、電化製品も「なくても困らない」ものは意外と多くあるのです。昭和30年ごろまでは、多くの人が電化製品などなしに暮らしていました。それが当たり前だったんです。いま、「あって当たり前」と思っているものを、もう一度見なおしてみると、生活の本質が見えてくるかもしれません。


・私の家の照明は電球が3つだけです。今と台所とお風呂に1つずつ。「暗くないですか?」聞かれることも多いのですが、慣れました。最初は少し暗いかなと感じましたが、しばらくすると逆に外のほうが明るすぎると感じるようになったんです。台所の照明はほどんど使いません。基本的に暗い時には料理をしないからです。照明に頼らないことで、自然と明るいうちに料理を済ませることが習慣になりました。電球3つのの生活をすると、昼間の明るいうちにいろんなことを済ませて、夜はゆっくり休むという習慣ができます。


昼は動いて、夜は寝る。当たり前ですが、それが自然の姿なのではないでしょうか。「電球1つだと暗い」ということは、逆に言えば「今まで明るすぎただけ」。夜は本来暗いものなのです。 


お味噌汁は具だくさんにしておかずにしてしまうとラク。家庭菜園で採れる野菜とか、残りものの野菜や乾物など、あるものを全部入れちゃいます。すると、ラクな上に栄養満点。朝から煮物をつくって、卵焼きをつくって…となると大変ですが、お味噌汁をおかずにしてしまえばラクちんです。


・私の家ではウコッケイとウズラを飼っています。世話が大変そうだと思われるかもしれませんが、実はそんなに手間はかかりません。ウコッケイの場合は、若いころはだいたい2日に1回ぐらい卵を産みます。我が家は現在、2羽飼っていますが、卵を買うことがなくなり、新鮮な卵が手に入るようになりました。これはすごく贅沢です。


・まず何が食べたいかを先に決めて、それに合わせてお買い物をする、という方も多いと思いますが、我が家の場合は、そういう買い方はしません。食事に限らず「今あるものでどうにかする」というのは私の基本的な考え方です。服や電化製品に対する考え方もそうですが、現状に何を付け足してどうするかではなくて、この中でどうやるか、という考え方をします。


「節約主婦」と言われることもありますが、「節約しよう」という思いが強くあるわけではありません。やりたいことをやっていたら、結果的に節約になってしまったという感じなのです。余分なお金が連れてくるのは贅沢さではありません。悩みや心配を連れてくるのです。


すごいなあ!何か大切なものを、忘れていたものを思い出させてくれるなあ。オススメです。(・∀・)