- 作者: 笹本恒子
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2011/09/29
- メディア: 単行本
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「本書は、関東大震災、戦争、結婚、転職、夫の闘病など幾多の困難を乗り越えてきた人生を振り返りつつ、現在の衣食住、生きる信条、仕事観、恋愛・結婚観、しまい支度などを余すところなく語ったエッセイ」日本で一番チャーミングな97歳の長生きのヒントとは?そのエッセンスを紹介しよう。
・そうそう、わたくし、「毎日メモ」というものをつけているのです。無印良品の一冊93円の横長の無地のノートに古いカレンダーでカバーをかけて使っています。リビングの机の上に置いておいて、心にとまったいろいろなことをメモします。たとえば、日の出、日の入りの時間も書いてあれば、テレビの英語会話で覚えたフレーズを書き込んだり、いい俳句などに巡り会えればそれをメモしたり、その日に会った人の印象を書き記したり、ついでに漫画もね。そして、新聞の切り抜きもはさんでおく。昭和55年(1980年)くらいからこの「毎日メモ」をつけ始め、もう50冊くらいあります。要するに日々の備忘録のようなもの。物忘れ防止のために。この他に日記も書いていますが、それらは心の中のことを書いています。「わたくしはあの人が好き」などと書いてあるかどうかは秘密です。
その他、「97歳のひとり暮らしはこんなふうです」「おいしいものを適度にが食事の基本」「甘えない、甘やかさないが元気の秘訣かしら」「女性報道写真家の道へ」「いくつになっても恋をして」「最期は大好きな人に手を握られて」など読み応えたっぷり。おススメです。(^<^)