「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜戦国武将は何を食べていた?…『武士のメシ』(永山久夫)

武士のメシ

武士のメシ

明治大学の大先輩、パーソナリティの高嶋ひでたけ氏の朝ラジオでよくゲストに登場していた食文化史研究家の永山久夫氏。(^u^)古代から明治時代までの食事復元研究の第一人者。とにかく話が面白いんだよね!(^v^)


この本はまたユニークだ。「弱音を吐いたら生き残れない、厳しい現代は戦国時代と似ている。いまこそ、「武士のメシ」の時代である。食材、料理の選択によって、潜在能力を目覚めさせ、人間力をパワーアップする時代が到来した」。実は食事法の達人が天下を取るのだ!織田信長豊臣秀吉徳川家康ら天下統一を引き寄せた武将たちが、尾張三河地方から出現したのは決して偶然ではない!戦国時代を彩った漢たちの食卓をあざやかに再現!そしてエピソード、レシピ付き!十九の武将が登場する!その豪華なラインナップは、下記のとおり。


「握り飯で天下取り!豊臣秀吉(豆味噌の握り飯、焼き蛸)



「塩辛い田舎料理を好んで食べた、織田信長(本膳=ご飯は白米、汁物は豆味噌で具はカブとせり、大根の味噌漬け、脇膳=どぶろく酒とやきとり)



「麦めしで75歳まで生きた徳川家康(麦めし、豆味噌の汁物、漬物、鶴やきじの焼き鳥)



「加賀百万石のスタミナ夫婦膳、前田利家」、「食は黒米たるべし!加藤清正」、「食を用いて人心掌握!黒田長政」、「体や脳を活性化させるエネルギーの塊、兵糧丸(ひょうりょうがん)、上杉謙信」、「ほうとうを生み出した、武田信玄」、「死に際まで職に気遣った、石田三成」、「妻の愛情料理に大感激!明智光秀」、「長寿の秘訣はアシタバ飯、宇喜多秀家」「餅の力で大出世!毛利元就」、「粗食で百八歳まで生きた、天海」、「馴れ初めは鰯の塩焼き、鍋島直茂」、「大豆パワーで天下を狙った、伊達政宗」、「家光を穀物で壮健にした春日局」「秀吉のもてなしの感激、毛利輝元」、「カツオ節を常に携帯した古武士、大久保彦左衛門」、「牛肉を好んで食べた、高山右近


そのほか、「鍋、釜がなくてもちゃんと飯が炊ける方法とは?」「戦乱、飢饉、疫病展の連続なのに、驚くべき長寿!戦国武将の食習慣とは?」「現代の食はほとんど、江戸時代に形成された」など、武将の食にまつわるエピソードも満載。歴史教科書の副読本としてもおススメ!(^u^)


永山久夫の長寿王国
http://100sai.jp/home.html