「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜『入場料四四〇円ドリンクつき』(谷川俊太郎 佐野洋子)

入場料440円ドリンクつき (集英社文庫)

入場料440円ドリンクつき (集英社文庫)

私の大好きな詩人・谷川俊太郎氏と「100万回生きた猫」佐野洋子氏の共著。これはスゴイ!(@_@;)

どれくらいスゴイのかというと、長嶋茂雄王貞治のON砲くらいスゴイ!(わかる人はわかる…(^<^))


「ここは、ドリンクつきでジャズや詩の朗読や芝居などを見せたり聞かせたりする小さなライブ・ハウスです。今日の出し物は、仲良しふたりによる言葉のセッ ション―からだの秘密に迫ったり、早変わりで一幕劇を演じたり、身の上相談にのるかと思えば、謎めいた聖書を読み上げる等等。ちょっと幸福になりたいあな た向きです。ところで、ドリンクはどこにあるんだ。 」

昔読んだ、ジュール・ルナールの『博物誌』のようなシンプルかつ想像の外側の表現力が並ぶ「からだ大事典」は特にオモシロイ。そのエッセンスを紹介しよう。



瞼…未来を夢見るための道具。


胸…心臓を閉じ込めておく鳥籠。


腰…パンティの職場。


唇…恋人を窒息させるための凶器。 


首…イエスとノーしか表示しないもっとも原始的なコンピュータ。


乳首…永遠の果実。


腹…うんちのおうち。


腿…あそこへのハイウェイ。


腕…もと翼。


いいなあ!しばらく「窒息」してないなあ!誰か「窒息」させてくれー!オススメ!(^<^)


POETRY&BOOK〜『私の胸は小さすぎる』(谷川俊太郎
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20120211

BOOK〜擬音だけの絵本!…『もこもこもこ』(谷川俊太郎元永定正
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20110413

POETRY〜『いま生きているということ』…谷川俊太郎 & 小室等
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20110320

POETRY&BOOK〜『谷川俊太郎 歌の本』
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20101008