「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜『イングリッシュ・モンスターの最強英語術』(菊池健彦)

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いや〜!この人にはオドロいた!こんな人がいたとは!?(@_@;) 
洋書専門店のダメ営業マンが退社後、引きこもり生活に入る。何もする事が無いので英語学習を始め、7年間の引きこもり生活の中で英語を独学で習得!TOEICの990点満点を28回取り続け、記録更新中!!!いまだに海外渡航経験は一度も無いが、日本(もしかしたら世界)最強のイングリッシュ・モンスターと呼ばれている。その菊池健彦氏が語る最強の英語学習法とは?そのエッセンスを紹介しよう。


・実はボクは、今では「イングリッシュ・モンスター」と呼ばれ、TOEICテストで満点の990点を28回取っているが、昔は本物のダメ人間だった。忘れ物やなくし物は数知れず、学校の先生からはは「人間のクズ」と呼ばれ、34歳で会社を辞めてからは、引きこもりになり、好きなテレビだけを観て、毎日ボーっとしてた。そんな生活が一年ほど続き、何もしないことに疲れて、本屋さんに行ってふっと手にした英会話の入門書を見て、ヒマつぶしに英語でも勉強してみようかな〜と思ったのだ。
そのな僕がお金をかけずに会得した「引きこもり留学」最強勉強術!この方法で勉強すれば、誰でもTOEICで高得点を取れる!


・英会話の入門書を買ってきた。その本を一週間、ずっと読んで、ずっとテープを聞いているうちに、「これはヒマつぶしになるかな」と思って次に買ったのがアメリカの雑誌「ニューズウィーク」これは難しかった。何が書いてあるかわからない。でも、ボクは引きこもりだから時間はある。わからない単語が出てきたらマーカーで線を引いて、辞書で調べて、ページの下に日本語でその意味を書く。最初はページがマーカーだらけで真っ赤っか。一日かけて1ページを読むという超ノロノロ・スピード。そして、その日に書きこんだ単語の意味を覚える努力をした。
翌日は、昨日やったページをもう一度読んで確認、。もともと忘れっぽいので簡単に覚えられない。また確認、忘れては確認を繰り返し10日ほどたつとさすがに最初のページの単語はほとんど覚えるようになる。


・初めは一日に1ページしか読めなかったのが、2ページになり、5ページになり10ページになる。そして1年ががたち、2年がたち、3年目になると単語を覚えるのが生活の一部になってくる。単語を覚えるのが生活の一部になってくる。単語を覚えることがある種の快感になって。英文を読まずにいられなくなるのだ。ランニングハイのように。そしてリーディングもリスニングも文法もすべて忘れては覚え、忘れては覚えの繰り返し


・そこで仙台の引きこもりアパートから42歳で東京に出てきて職を探すのだけれど、ボクにできることは、この7年間の引きこもり留学の経験を生かした英語に関する仕事ぐらいしかなかった。TOEICを受けたら、ショックを受けるくらい簡単で、試験時間も30分近く余ってしまったのだ。「TOEICってこんなもん!?」しかも点数は970点。この後3回目のチャレンジで990点満点を取ったのだが、何を隠そう、その時までネイティブ・スピーカーと会話した経験はゼロだったのだ。


・こんなボクが言うのだから間違いない。英語だって勉強するのに幼児教育も留学体験も必要ない。年齢制限だってない。ましては記憶力の良し悪しなど一切関係ない。いつでもどこでも。誰でも英語の勉強は出来るのだ。忘れて覚えて、忘れて覚えての繰り返し。問題はそれを楽しめるかどうかとうこと。お金はなくても時間があれば、英語はできる。

・どうやって単語を覚えてきたかというと。一日に10個の英単語を完璧に覚えようとするわけではなく、不完全でもいいから一日100個の単語を覚えようと努力してきた。そして不完全なわけだから100個の中の99個は忘れてもいい。そういう気持ちを持つことが大切だ。また覚える努力をする、そして99個の単語のうち、また翌日に98個は忘れていいとあきらめる。この繰り返し。


・よく、「留学経験もなくて、TOEICで990点満点を取れるなんてすごいですね」と言われるのだが、基本はどれだけ単語を覚えるか。単語を覚えるのならニューヨークにいても、東京にいても同じこと。わざわざ高い金を払って外国に留学する必要はない。興味のある記事や本を英語で読んでみるというのが、英語上達のまず第一歩なのだから。


・本屋さんに行っても、「効率的に」「努力なしで」英語を勉強する本ばかりが目立つ。ちょっとヒドイと思う。そんな魔法のような勉強法があるわけない。おかしいと思わないのだろうか。ダイエットするのに、一日に一気に体重を何キロも落とすことができるだろうか。コツコツが大事なのだ。


いや〜すごい!すごすぎる!やっぱり王道なんて無いんだね。以前ここでも紹介した、ハインリッヒ・シュリーマンの語学習得法にも共通点があるよね。いまからでも遅くない!英語の勉強にチャレンジしよう!…かな。(^^ゞ


BOOK〜語学の天才のノウハウとは?…『古代への情熱』
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20100107

菊池健彦
http://www.narado-ltd.com/artist/creator/kikuchi/index.html


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