「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜『流行る治療院 7つの法則』(清水滋)

流行る「治療院」7つの法則―整骨院、鍼灸、整体院の方へ

流行る「治療院」7つの法則―整骨院、鍼灸、整体院の方へ

先日、ご縁をいただいた清水滋さん。とても謙虚で前向きでエネルギー溢れるアツい方で、たちまちファンになってしまった。(^u^)これまで300名を超える治療家を育成し、治療実績は10万人超える清水流の「流行る治療院」の作り方を公開したのがこの本。


13年前に念願だった治療院を、たった半年で失敗してしまった清水さんは、誰よりも失敗し痛みがわかりる男。そしてその体験を通して発見した治療院開業の成功法則とは?すべてのビジネスマンにも役立つノウハウが満載!超オススメです。そのエッセンスを紹介しょう。


・私が、34歳の時に自分の治療院を開業しましたが、わずか五カ月で店を閉じることになりました私の最大の勘違いは、「お客様(患者さん)に自分の治療院を知ってもらうことや、お客様が喜んで来て下さる環境づくりを念頭に置いていなかった」ということでした。自分の技術を提供することだけそ考えて作った治療院は、お客様に受け入れられなかったのです。


・患者さんの場合、痛みなどの症状が解消されることだけでなく、「自分を受け入れてもらえるかどうか」「自分を大切にしてもらえるかどうか」が、治療家と患者さんが良好な関係になれるか否かの大きなポイントになるのです。


潜在的に数多くいる患者さんを、うまく取り組めていない治療院がほとんどです。これは、治療家が側が、患者さんのニーズにうまく応えていないことが原因です。学校で教わったことや自分たちの技術の押し付けになっていて、患者さんが中心に置かれていないのです。もちろん技術や知識を磨き、それを蓄積していくことは大切です。しかし、それ以前に、患者さんを「人間として受け入れていくこと」のほうがより大切なのです。


・できれば、この本をきっかけに、そんな治療家・セラピストの大きな輪ができるとよいですね。お客様の利益を大前提として業種の壁を乗り越えたコラボレーションが起き始めるような…そうなれば、ビジネス的にも大きなチャンスが生まれると私は考えています。


・しかし、それらの開業した治療家の方々は、さまざまな壁にぶつかっています、お客様を確保できない。対応に時間を無尽蔵に費やしてしまい、採算が合わない。スタッフを確保できない。できたとしてもスタッフ教育ができない。さらには、スタッフを使うことは無理だと思ってしまったり、自分の「良心」を他の治療家に理解、協力してもらうことは困難だとさえ思っている……そのようなケースが多いのです。


・現在、国家資格者である「柔道整復師」を養成する学校数は、10年前の約6倍に増えています。柔道整復師は5万人に達し、整骨院接骨院は3万5000円軒を突破しようとしています。国家資格がなくても開業できる民間資格のセラピストも増えていることを考えれば。かなりの飽和状態にあるといってもいいでしょう。


・私が最初に開業した治療院が閉店に至ったのは、以下の理由からです。

  ・集客の仕方がわかっていなかった
  ・お客様が「嬉しい」「また来たい」と感じるのは何かに気づいていなかった
  ・技術さえ良ければ、お客さまに来ていただけると思っていた。
  ・お客さまにリピート、紹介していただくコツがわかっていなかった


・お店にお客様が多数、足を運ぶのはなぜでしょう?それはその店舗のスタッフが、「自分たちはどうあるべきか」「どうすればお客様に喜んでいただけるか」という課題をきちんと捉えているからです。そして自分たちの強み、経営の専門用語でいうコア・コンピタンスが確立されているのです。


・治療院を訪れるお客様は、本人が自覚していない本質的な心の問題を抱えていらっしゃることが多いのです。そのようなお客様は、ひとつの症状がよくなってきたかなと思うと、新たな症状を訴えます。時間をかけて治療をしていく中で話を聞いてみると、会社や家庭での人間観j系―特に目立つのは親との人間関係、に問題を持っているケースが多いものなのです。そうした「心の問題」を察知するには、結局、お客様のことを「どれだけ考えてあげられるか」が大切になります。お客様は、自分の話ができて、それを聞いてもらい、新しい提案が受けられる、という三点によって、とても勇気づけられるのです。


・治療院経営は、「スタッフがすべて」といっても過言ではありません。スタッフが経営者の理念に共鳴し、立ち位置をしっかりと認識してこそ、チームとしての相乗効果、総合力が発揮され、安定した経営を行うことができます。要は、「人材育成力」が重要だということです。
ポイントとしては、1 求人の問題  2 教育の問題  3 チームワークの問題を解決することが必要です。


・ふつう「集客」というと、「新規のお客様に店舗に来てもらうためにはどうするか」について考えると思います。しかし、私は集客のゴール設定は「人を集めること」ではなく「口コミ」だと考えています。つまり「口コミが止まらない」状態を作りだすことこそが、理想の集客だと考えています。ひとくちでいうと、「行くことに意味がある」「そこにいると心地よいと感じられる」治療院ということになります。


・お客様が満足するかどうかは、「人間関係」で大きく左右されます。自分が院内の全てのスタッフから歓迎されて大切にされている、という印象を受ければ、お客様はそれをほかの人に伝えてくれます。そうした流れができると、爆発的は集客にもつながっていきます。


あとがきにもあるが、治療家という職業を、小さな子供がキラキラした目で見上げて憧れるような「ボクも大きくなったら先生のような立派な人になるんだ!」言わせるような、カッコいい職業へと大変革できたら素晴らしいと私は思っています、とある。清水さんの志が素晴らしい。清水さん、共に日本の元気にしていきましょう!末長いお付き合いをよろしくお願い申し上げます。(^u^)