「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

ART〜オーロラになった写真家…『大地の詩』(阿岸充穂)


最近、涙もろくなって困る。映画やドキュメンタリーならいいんだけど、歌を聴いてもないちゃうんだよね。(T_T)そんなことない?


さて、さだまさしさんの「極光(オーロラ)」という歌をご存じだろうか?さだファンにはおなじみの曲だろう。アルバム「夢の轍」の一曲で、1982年発表なので、もう30年くらい前の曲なんだね。曲や詩ももちろんいいのだが、そのエピソードを聞いたときに思わず涙があふれた。その上で何度も何度も繰り返し反復して聴いているうちに、最近は涙があふれるのだ。(T_T)


さだまさし 「極光(オーロラ)」
http://www.youtube.com/watch?v=SzORi7JBAuM


アメリカ在住のコーディネーター、阿岸明子さんとさださんが一緒に仕事をしたときに、部屋に飾ってある一枚の「オーロラ」の写真が目に止まったのだ。


「いいですねえ、これ」と何度もいうと、「ごめんね、さだくん、その写真はあげられないの、今はまだ」といって、夫で写真家の阿岸充穂さんとの悲しいストーリーを歌にしたのだ。


学生時代に出会い、強引に山岳部に誘った充穂さん。「おい、結婚するぞ、アメリカへ行くぞ、オレ仕事辞めてカメラマンになるんだ!」と3つびっくりをつきつけて、次第にその夢をかなえていく彼。そして本物のカメラマンになった。


グランドキャニオン、死の谷、などアメリカの大自然を撮りつづけているうちに、もっと大きなものを撮りたい、と思うようになる。そこで出会ったものがオーロラだった。「地球も夢を見るんだ。こいつがそうなんだ!」


そしてオーロラに夢中になるあまり飛行機のプロペラが回っているのに気付かず、巻き込まれて、不慮の死を遂げる。そして、残されたものはオーロラの写真と妻の明子さんだったのだ。


この写真を探しに探して、ようやく見つけたのだ!30年間見たかった写真集を横浜市立図書館で!(^ム^)
美しい!(T_T) 見てよ!これ!



「母なる大地 美しきは我らの地球 このかけがえのない遺産を

これからも伝えていかなければならない 

人類と地球の永遠の未来を願って 今日も大自然をみつめ 考える」 


Photographer 阿岸充穂 <1976-6-4 没>



さだまさし 「極光(オーロラ)」
http://www.youtube.com/watch?v=SzORi7JBAuM