「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜仕事に悩めるあなたへの77話…『テレビのなみだ』(鈴木おさむ

テレビのなみだ 仕事に悩めるあなたへの77話

テレビのなみだ 仕事に悩めるあなたへの77話

東日本大震災、心よりお見舞い申し上げます。ご不明の方々のご無事を心よりお祈り申し上げます。


早いもので震災から10日。どれだけ地震、余震が起きたのだろう。どれだけテレビに釘付けになったのだろう…。被災者の方はもちろん、マスコミの方、取材の方も大変だよね…。(+o+)
さて、この本、SMAP×SMAP』『めちゃ×2イケてるッ!』など人気番組の放送作家で、森三中大島美幸さんとの結婚でも知られる鈴木おさむ氏が、プロデューサーからお笑い芸人までテレビ人の熱い「仕事術」をつづる。アエラ連載に大幅加筆。読めば元気が出て、最後はホロリとさせられる珠玉のストーリー。業界志望の就活生や、仕事に悩める若きビジネスマンにお薦め。 そのエッセンスを紹介しよう。



仕事で大切な三つの「しよう!」


1 頭を検索エンジン化しよう。
2 ガツガツしよう!
3 好奇心の強さは才能だ


仕事のできる人って、アレもうまいと思うんです。ざて、何か?「SEX」と答えてしまった人。確かにあるかもしれないけど、それじゃない。それは、「プレゼント選び」だ。仕事のできる人ってプレゼント選びもうまい。差し入れもセンスがある。一番近くにいる人をプレゼント一つで喜ばせることができないくせに、もっと多くの人を満足させることがなんてできないんじゃないか。


自分アンケートのススメ


〜あなたは、自分アンケートやったことありますか?「最近大笑いしたこと」「最近驚いたこと」「最近頭にきたこと」「次のブームはこれがきそう」「やってみたいこと」「いまさら聞けないこと」「自分のオリジナルな変った食べ方」「好きな食べ物」「一番気になっている食べ物」「自分が実践しているおばあちゃんの知恵袋」…やってみたら、知らなかった自分に気づくかもしれない。


「嫉妬年表」を作ろう


〜どんな天才だって、きっと嫉妬しているに違いない。とある漫画家は、死ぬ直前まで若手の漫画家に嫉妬していたらしい。「天才」「神様」とまで言われているのに、認められたくて名前を隠して新人賞に応募していたとか。自分がこの世界に19歳で入ってから、どんな人に嫉妬してきたか?すると…嫉妬してきたな〜。おれ、そして今も嫉妬してるな〜。この「嫉妬年表」は自分の成長の記録でもある。夢に向かって頑張る自分に嫉妬が火をつける。嫉妬の炎!嫉妬って、人が生きていくための大きなパワーだ。どんどん嫉妬しようじゃありませんか!!


名前の呼び方って、相手との距離感がそのまま出るものだ。仕事でも最初に相手をどう呼ぶかが大事だ。僕がこの業界で超リスペクトしている、ある芸能人のマネージャーさんは、とにかく人の名前を覚えている。そして、下の名前で呼ぶ。ただ、なれなれしさと紙一重の部分もあるので十分注意していきたい!


テレビを見ないでやっていいることの第一位、何だと思います?ある会社の調査によると、「チェーン店の安い居酒屋で友達と喋ってる」だったのだ。知り合いの奥さんは、子どもを幼稚園に迎えに行った帰り、お母さん同士で昼からやっている居酒屋に行き、ランチを食べながら喋っているという事実も発覚した。ファミレスよりも居酒屋!なのだ。


毎日、たくさんのテレビ番組が作られている。みんなを笑わせるために、楽しませるために、たくさんのテレビが作られている。誰もが面白いものを作るために、たくさんの時間を割き、一生懸命考え、たくさんの汗を流す。今、この時間もきっとたくさんの人が面白いテレビを作るために必死になっている。つらさや哀しさを隠して、たくさんの人がテレビを作っている。僕は見てきた。
親が死にそうな時に番組に出て笑いをとったり、大切な人が旅だった次の日から、コントを撮ったり。涙をこらえて、これえきれなかったら、涙を流して、涙をふいて、涙を隠して、笑顔を作って、テレビを作ってきた人たちを。みんなテレビが好きだから。みんなテレビを愛しているから。笑いの数だけ涙もある。テレビのなみだ。


ラストの「テレビのなみだ」は、標題にもなっているが、泣くこと必至。ぜひ読んでみてね!


早く、地震がおさまりますように。26000名を超える死者・安否不明者の方々並びにご家族の皆様、謹んでお悔やみ申し上げますとともに、心からご冥福をお祈りいたします。多くの被災者の方が一日でも早く元の生活に戻りますように。