「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

東日本大震災、謹んでお見舞い申し上げます 4

東日本大震災、心よりお見舞い申し上げます。46万人もの方が避難所生活をしているとのこと。宮城県だけでも万人単位の犠牲者が出ている。言葉にならない。ご不明の方々のご無事を心よりお祈り申し上げます。


祈るしかない。毎日祈っています。以前紹介したこの本を再録します。


祈りの力―願望実現へのアプローチ

祈りの力―願望実現へのアプローチ



著者・中村雅彦氏は心理学者であり、元国立大学教授、そしてプロの祈祷師(拝み屋)というキャリアの持ち主。氏が、語る「祈り」の力についての実証的な裏づけと、願望実現の具体的な方法を明かした本なのだ。祈ることの意味とその効用と限界までわかりやすくQ&A形式で書かれている。そのエッセンスを紹介しよう。


・私の考えでは「意識」とは、個人の境界を超えた、宇宙的なネットワーク、情報の集積されたシステムではないかということです。ユングのいう集合的無意識と同じような概念と考えて結構です。いわゆる夢のお告げとか、虫の知らせ、シンクロニシティなどというのもすべてそうした意識の「相互リンク」だと思います。心理学者ディーン・ラディンの実験データでも、やはり「意識」というものは、「集合的なレベル」という局面もあるのだということがだんだんわかってきました。


祈祷師・呪術師というのは、祈りというか、意識というものが思いきり深く強いのです。強烈に祈ったり拝んだりしますから。重いの強さは半端なものではありません。オリンピックの試合に臨む前みたいな雰囲気にも似てますね。


・人の相性というのは、お互い同期している、同調する、いわゆる波長が合うということです。お互いの意識のコミュニケーションと考えてもいいでしょう。危機的な状況に陥ったとき、リラックス状態のとき、コミュニケーションしやすいということも起きます。音楽などにも、同期・同調を起こさせる力があります。人の気持ちの波長をひとつに合わせるのに、音は重要なツールです。


・神仏を信じる、信じないということとは関係なく、その人の強い思いとか信念、それをしっかり持っている人は強運の持ち主が多いです。それは強い意識が継続され、ひとつにまとまり、集中するからです。


家の中に「聖なる場所」を作るということです。実際、お仏壇か神棚がある家というのは、ハッピーな家が多いのです。それは社会心理学のほうの文献で研究結果として統計がちゃんと出ています。神棚、仏壇を前にちゃんと正座して自分より視線の高いものに手を合わせる。目に見えないもの、神仏に対する信仰の念を持つということです。


祈る場合、最初は感謝から始まります。本当に、いま生きていること自体が感謝すべきことだと思います。


・仏壇のある人は仏壇に手を合わせる、ご先祖様が好きだった食べ物を供える。それとお茶。作法はもちろん重要ですが、もっとも重要なのは、亡くなった人に対して「冥福」を祈る、「成仏してください。私たち子孫をお守りください」と祈る気持ちです。「今日一日無事に過ごせました。ありがとうございます」とシンプルに平穏無事の感謝の念を伝えることも大切です。たとえ仏壇がなくても、そういう死者とのつながりを毎日忘れることなく、向き合う時間を作ることが供養の気持ちなのです。生きている人でも、無視されたり、放置されたりしたらイヤな思いをするでしょう、それと同じですから。


・拝むのは一日一回、なるべく同じ時間にやったほうがいいと思います。願望成就ということであれば、なるべく人が寝静まっている時間帯にやることをお勧めします。本当は午前一時から二時という丑三つ時の前半が一番いいのです。それは集中できるということではなく、昔からこちらの世界と神仏の世界との接点ができる時間帯といわれているためです。


・最初にその神社に行ったのであれば、まず挨拶=自己紹介をしなければなりません。 〜中略〜 そして一番大事なのは願いが叶ったらお礼参りをするということです。


・時間を合わせて、祈りの時間を持つということは素晴らしいことです。朝6時にしましょうか。今日生を受けている「生きとし生けるものが幸せであるように」という祈りを捧げる。命あるものすべてが生き生きとしている世の中の実現を祈る。

日本経済回復とか、世界的飢餓をなくすとか、すぐには解決が不可能だと思われるような大きなことも、みんなが同じ気持ちで同時に思えば、本当にあっという間に解決できるのです。要はみんなの気持ちがひとつになることが大切で、そうなれば物事は叶いますから。それは100%いく。


絶対に悩みや苦悩から逃げないことです。人生の午後、中年期や老年期にさしかかり、仕事もリタイヤしてからは、そうやって自分が獲得してきたものを「自分のおかげだ」と考えずに、「神仏のおかげ」「ご先祖様のおかげ」「自分を支えてくれた人様のおかげ」だと考え、目には見えないつながりや、人間を超えた力に対する畏敬の念と感謝の気持ちを持って、自分を支えてくれた人たちに恩返しをしようと思うことです。そういうひとりひとりの思いが「大きな祈り」につながっていけば、これほどすばらしいことはないと思っています。


早く、地震がおさまりますように。14000名を超える死者・行方不明者の方々並びにご家族の皆様、謹んでお悔やみ申し上げますとともに、心からご冥福をお祈りいたします。多くの被災者の方が一日でも早く元の生活に戻りますように。