「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜『人生最高のラブレター』(生活デザイン研究所)

人生最高のラブレター

人生最高のラブレター

この本は、泣けたなあ…。(>_<) グッときたなあ…。「人生最高のラブレター」のタイトルでの公募に寄せられた作品を集めたもの15歳から95歳までの作品83編が掲載されているのだ。

「人生には三つの大きな節目があります。ひとつは誕生のとき、二つ目は結婚をして家庭を持つとき、三つ目は人生の終焉を迎えるときです、多くの人がその時々に、感謝の言葉を残したいと思っています。しかし日本人は照れもあってか、なかなか「ありがとう」の言葉がいえません。そんな気持ちをもちながらも、最後の節目を迎えてしあうおとのほうが多いようです。
本書『人生最高のラブレター』は、あなたから愛する人への感謝の手紙です。感謝をする人に「ありがとう」の言葉を残すことは、あなたの生きた証でもあるのです」 その中で特に心に響いたフレーズを紹介しよう。



【婆さんと手をつないで歩きたい】 山本英一郎 90歳 無職 大阪府


今の若者を見ていると、戦前のか堅苦しい社会に青春期を過ごした私からすると羨ましく思えることがたくさんある。そこで、妻のお前に死ぬまでにしておきたいことがある。


それは、二人で手をつないで街を歩くことだ。こんな老いぼれが婆さんと手をつないだからといって、誰も非難しないことは分かっている。だけど、散歩のとき手をつなごうと思ってもなかなかできない。


私が死ぬまでに婆さんと手をつないで散歩をしたら、私の勇気を誉めてほしい。死ぬまでにできるかどうかは今の私には分からないが、婆さんと手を結んで散歩をする、それが私のささやかな夢だったとだけは言っておく。


【幽霊でもいいから出てほしい!】 深谷一枝 39歳 主婦 群馬県


あなたが逝ってしまってからもう三年。そちらでは楽しくやっているのでしょうか?
幽霊でもいいから、私の目の前に出てきてほしい!そして声を聞かせて欲しい!もしもあなたが見えたら、私は泣いてしまって今度は天国に還らないでとだだをこねるかもしれません…。私があなたのところへ行くまで、がんばって立派な天使になっていて下さいね、私も、泣かずにがんばって、精一杯生きてゆこうと思います(でも、時々、涙が出てくるけど…)あなたの優しさは、空気のようだったけれど、今でもそれは変わっていないのだと、時々思っています。



【私を見つけてくれてありがとう】 原信田綾子 23歳 会社員 茨城県


「君の笑顔を見ていると幸せな気持ちになれる」とあなたが一度言ったことがある。
これほどうれしい言葉はない。私は、この言葉を一生忘れない。あなたといると心が安らぐ。女に生まれて良かったと初めて思った、今、私の笑顔に嘘はない。私を見つけてくれてありがとう。とてもうれしくて、涙がとまらない。あなたは、私にとってかえがえのないひと。そして、私も、あなたにとってかけがえのないひとになりたいと思う。



【会えなくなった今でも、あなたが好き】 井上浅江 50歳 岐阜県


お腹が出てても
頭のてっぺんが淋しくても
会えなくなった今でも
お父さん
あなたが好きです



【ママの骨は、パパの骨と混ぜて下さい】 渡辺京子


最後にお願いがあります。ママの骨は、パパの骨と混ぜて下さい。ママの骨のほんのちょっとを浅草の本覚寺に、ほんのちょっとを岩手のお墓へ。大部分は、パパの骨と一緒にして、岩手の庭へ埋めてください。お願いします。


…いつかこんなラブレターを書いてみたいよね〜。(^u^)おススメ!