音楽を聞き始めたころからレコードの裏の参加ミュージシャンの名前などを見て、昔からいつも気になっていたが瀬尾一三(せお・いちぞう)だ。
「22才の別れ」「岬めぐり」「白い冬」「我が良き友よ」「『いちご白書』をもう一度」「落葉」「オリビアを聴きながら」など名曲だらけ。でもその名前は一般には知られていない。数年前に吉田拓郎が全面的に信頼し「瀬尾バンド」というビッグバンドでやったライブは忘れられないっ!!!吉田拓郎、中島みゆき、長渕 剛、德永英明 等を手掛けた最後のレジェンド音楽プロデューサー瀬尾一三が語る、「真(ほんとう)の音楽プロデュース」と、ヒットの秘密。瀬尾一三を知らずに、日本の音楽シーンは語れない!そのエッセンスを紹介しよう。
瀬尾一三は、 日本にプロデューサーという概念が生まれ始めた1970年から今 日まで現場の活動を続けている音楽プロデューサーであり、 アレンジャーだ。彼はプロデューサー、 アレンジャーとしてきわめて多くの作品を残しているにもかかわら ず、“プロデューサーの時代”も特別に脚光を浴びることはなく、 一貫して影の人であり続けている。
しかし、もうそろそろ瀬尾一三の50年に及ぶ、 仕事について振り返ってみてもよいのではないか。 瀬尾一三とは何者かを知ること。それは、 日本のポップミュージックの歴史を、 ひとつの角度から見直してみることになるからだ。
・僕は神様と契約しているんですよ。 僕が音楽にかかわるということは、 自分が生まれた時から僕の中に刷り込まれていたのだと思い当たっ たんです。それは、 もう自分の生い立ちのなかで決められていたことだと。 だから僕は、音楽以外のものは欲しがらないと決めています。 その代わりに音楽の仕事だけはやらせてくださいと神様に頼んでい る。音楽に関する仕事をしていれば満足なんですよ」
・僕は楽器がなにもできないので、 アレンジをする時には頭の中で絵コンテみたいに描いた物語を進め ていくんですよ。主人公のいる場所から始めて、 歌のストーリーによって、本人のアップから始まるのか、 俯瞰から始まるのか……など、PVに近い映像を一度、 頭の中で組み立てて、そこに合う楽器は何か、 どうしたら主人公に合う音になるかを考えます。だから、 フレーズとかリズムパターンでつくっていないんです。 どうやって主人公を動かしていこうか、 アーティストが演じている主人公の方に寄せて考えることが主なの で、譜面で書いても、どうしてもおしゃれにならない。 ミュージシャンが「かっこいいね」 というものにはならないんですよ。
ああ〜!昔のナンバーをずっと聞き続けていたいっ!!!瀬尾さん、スゴイなー!!!音楽ファン必読っ!オススメです。(・∀・)