「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「音楽と契約した男」(瀬尾一三)

f:id:lp6ac4:20210830065319j:plain

音楽と契約した男 瀬尾一三

音楽と契約した男 瀬尾一三

  • ヤマハミュージックエンタテイメントホールディングス
Amazon

 音楽を聞き始めたころからレコードの裏の参加ミュージシャンの名前などを見て、昔からいつも気になっていたが瀬尾一三(せお・いちぞう)だ。

 

22才の別れ」「岬めぐり」「白い冬」「我が良き友よ」「『いちご白書』をもう一度」「落葉」「オリビアを聴きながらなど名曲だらけ。でもその名前は一般には知られていない。数年前に吉田拓郎が全面的に信頼し「瀬尾バンド」というビッグバンドでやったライブは忘れられないっ!!!吉田拓郎中島みゆき、長渕 剛、德永英明 等を手掛けた最後のレジェンド音楽プロデューサー瀬尾一三が語る、「真(ほんとう)の音楽プロデュース」と、ヒットの秘密。瀬尾一三を知らずに、日本の音楽シーンは語れない!そのエッセンスを紹介しよう。

 

・日本のポップミュージック史を振り返る時に、きわめて特異な足跡を残している音楽プロデューサーのことを忘れることはできない。それが瀬尾一三だ。
瀬尾一三は、日本にプロデューサーという概念が生まれ始めた1970年から今日まで現場の活動を続けている音楽プロデューサーであり、アレンジャーだ。彼はプロデューサー、アレンジャーとしてきわめて多くの作品を残しているにもかかわらず、“プロデューサーの時代”も特別に脚光を浴びることはなく、一貫して影の人であり続けている。
 
しかし、もうそろそろ瀬尾一三の50年に及ぶ、仕事について振り返ってみてもよいのではないか。瀬尾一三とは何者かを知ること。それは、日本のポップミュージックの歴史を、ひとつの角度から見直してみることになるからだ。
 
・「僕は、いろいろな先人の方とも仕事をしましたけれど、“この人すごい”と思ったのは加山雄三さんだけです。実際にお目にかかった加山さんには、やっぱりオーラがありました」
 
僕は神様と契約しているんですよ僕が音楽にかかわるということは、自分が生まれた時から僕の中に刷り込まれていたのだと思い当たったんです。それは、もう自分の生い立ちのなかで決められていたことだと。だから僕は、音楽以外のものは欲しがらないと決めています。その代わりに音楽の仕事だけはやらせてくださいと神様に頼んでいる。音楽に関する仕事をしていれば満足なんですよ」
 
僕は楽器がなにもできないので、アレンジをする時には頭の中で絵コンテみたいに描いた物語を進めていくんですよ。主人公のいる場所から始めて、歌のストーリーによって、本人のアップから始まるのか、俯瞰から始まるのか……など、PVに近い映像を一度、頭の中で組み立てて、そこに合う楽器は何か、どうしたら主人公に合う音になるかを考えます。だから、フレーズとかリズムパターンでつくっていないんです。どうやって主人公を動かしていこうか、アーティストが演じている主人公の方に寄せて考えることが主なので、譜面で書いても、どうしてもおしゃれにならない。ミュージシャンが「かっこいいね」というものにはならないんですよ。
 
「恋人もいないのに」(シモンズ)「村井邦彦が瀬尾に与えたもの」「私の小さな人生」(チューリップ)「ソロアルバム『貘』「バイバイグッドバイサラバイ」「グッド・タイム・ミュージック」「僕の古い友達」(斉藤哲夫)「白い冬」「岬めぐり」「なごり雪」「22才の別れ」「『いちご白書』をもう一度」「我が良き友よ」「風ファーストアルバム」「Windless blue」「海風」「オリビアを聴きながら」「あなたこっちを振り向いて」「北北東の風」「愛のナイフ」「めぐり逢いはすべてを超えて」(NSP)「逆流」「ひとり咲き」「風舞」「徳永英明をプロデュース」「中島みゆきとの30年」など。

 

ああ〜!昔のナンバーをずっと聞き続けていたいっ!!!瀬尾さん、スゴイなー!!!音楽ファン必読っ!オススメです。(・∀・)

 

f:id:lp6ac4:20210830065319j:plain

音楽と契約した男 瀬尾一三

音楽と契約した男 瀬尾一三

  • ヤマハミュージックエンタテイメントホールディングス
Amazon