「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「お金の減らし方」(森博嗣)

タイトルがいいねえ。お金の増やし方じゃなくて、お金の「減らし方」だもんね。そんなカンタンじゃん!日常生活をフツーに過ごすだけでどんどん減ってくじゃん!♪(笑)違うかー!♪

「お金がないから好きなことができない」
人はとお金を理由にしがちです。一方、お金持ちは「お金は使えば使うほど増える」といいます。人生や価値観を左右する「お金」とは一体なんなのか。どうすれば、お金の不安が消えるのか?作家・森博嗣「お金の減らし方」と題し、人生とお金の付き合い方を解き明かす。投資家やFPでは決して語ることのできない。「お金」への思い込みをひっくり返す1冊!そのエッセンスを紹介しよう。

 

・僕は金を減らす方法をほとんど知らない。一般的な金の使い方を知らないといっても良いかもしれない。世間で「お金持ち」として知られる人たちの生活を、ときどき見ると、あんなことは僕にはできないなあ、と感心するばかりである。また、大勢の人たちが、「お金持ちになりたい」とおっしゃっている。どうして、そう思うのか、僕には今ひとつ理解できない。この本の主題になるのは、おそらくそこだろう。

 

・僕は、一般の大勢の方とは異なる金銭感覚を持っているらしい。自分では、全然問題でもなんでもない。僕は、自分が使いたいものや、欲しいものを買うために、お金を使っている。そんなことは、誰でもそうだろう、と皆さんはおっしゃることだろう。しかし、僕から見ると、大勢の方は、自分のためにお金を使っていない。誰か人に見せるために使っているのである。そこが決定的に異なっているように感じる。僕が、お金の使い方を知らない、というのは、人に見せるための使い方ができない、という意味だ。

 

・これを突き詰めていくと、人から羨ましがられたいという気持ちが欠如している点に原因がある。僕は、人から憧れられたり羨望されたりすることに価値を感じない。その方面の感覚がもともとない。それを感じ取る能力が、きっとないのである。逆にいえば、多くの方々が、あまりにも周囲の他者を気にしすぎているのではないか、という点を、少しだけ強調しておきたい。(略)できるだけ早くから、自分の生き方をデザインすることが、とても大事だと思っている。自分はどんな人生を歩むのか、という大方針を早く持った方が良い。

 
「最も安全で確実な投資は、勉強、自己を高めること」というのは真実だろうな!やっぱり「お金の減らし方」イコール、「お金の使い方」なんだよね。これはオモシロイ。オススメです。(・∀・)