- 作者: 武藤清栄
- 出版社/メーカー: 明日香出版社
- 発売日: 2006/09/30
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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アースマラソンにチャレンジしている間寛平ちゃんの大先輩、吉本新喜劇の室谷信雄氏。25年前、喉頭がんで声を失い、芸人を引退した。大親友の寛平は一緒に泣いてくれた。しかし人に迷惑をかけたくないということで誰とも連絡を取らず、現在一人暮らし。お笑い番組は一切見ない。そんな中、寛平が前立腺ガンになった。「義理は返さなアカン」。これには泣けたなあ…。(T_T)まだの方、見てね。
You Tube がんで声を失った元芸人・室谷信雄さん 25年ぶりに寛平にエール
http://www.youtube.com/watch?v=UF3uLXmPvEU
さて、この本は、あなたが「楽」になるために、「泣く」という行為で自己表現することをすすめているのだ。いつの頃からか、人は泣かなくなった。高校野球やスポーツ中継、葬儀の場などを除いては、大人が泣くのを見ることはほとんどない。時には子どもの頃のように号泣して発散できたら?そのエッセンスを紹介しよう。
・泣いた後は、すっきりした気持ちになることが多いもの。子供の頃、親に叱られて泣き寝入りし、目覚めたらすっかり元気になっていた、などという記憶もあるでしょう。泣くと、緊張がとれます。また、涙にはストレスホルモンも含まれていますから、涙を流した後は少しさっぱりします、喜怒哀楽の感情を失わず、生き生きとした状態でいられます。いい涙を流すのは、体にも、心にもいいことなのです。
・実は、赤ちゃんも、昔ほど泣かなくなっています。紙オムツが快適だから、泣いて知らせることをしなくなった、という説もありますが、お母さん自身、赤ちゃんが泣くことを嫌うという面もあるようです。狭いマンションで、隣人に気を遣う環境のせいもあるでしょう。また本には、泣いた時の対処法はあっても、泣くのは自然なことだとは書いてないから、原因不明で泣き続けるともうパニックになってしまいます。でも泣くことに問題はないのです。
・当事者たちに、拷問という意識はないかもしれませんが、お母さんによる赤ちゃんへの虐待行為は深刻な影響をもたらします。「失感情症」という、能面のように喜怒哀楽が出せなくなる病気がありますが、その最も多い原因は幼い頃の虐待行為であるといわれています。幼児にとって、親は絶対の存在なので、親に否定されると「自分が悪いから叩かれるのだ」と思い込み、自分を愛される価値のないものとみなすようになります。そして親に叱られないようにと感情を表さなくなり、やがて成人してから怒りや悲しみといった感情を処理できずに、うつ状態になる傾向があります。
その他、「号泣力チェックシート」「あなたの荷物を見てみよう」「泣いて、ドラマの主人公になろう」など。やっぱり泣くっていいよね。大笑いして泣いて、感動して泣いて、いい涙流そう!(^v^)