「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜えっ?これを食べるの?…『世界奇食大全』(杉岡幸徳)

世界奇食大全 (文春新書)

世界奇食大全 (文春新書)

このブログは私の個人のものだけど、ウチ(SA)の会社のブログにも書いています。
読んでね。毎週火曜日が私の担当です。(^J^)


SAトレーナーブログ  小野塚:小さな約束を守る!?
http://blog.livedoor.jp/samaster/archives/51700702.html


このブログでもお分かりのように、私はグルメだ。特に安くてウマいB級グルメに関してだけど。(^v^) 
そしてふっと目に入ったのがこの本。「奇食!?」なんじゃ!?気色悪〜!とおもいながら怖いもの見たさで読んでしまった。
伝統食品あり、新顔あり。制御不能。悶絶必至。ヒトの業と知恵の深さを実感する珍グルメ全集。その代表的なものを紹介しよう。


・僕らの住む社会には、必ず「これは食べるな」という食のタブーが存在する。その禁じられた食べ物を、人は「奇食」と呼ぶ。この世では異様なものがしきりに食べられているのだ。
中国人はクマの掌、カブトガニ、イヌ、ネコと何でも食べるカンボジアラオスではタガメセミをフライにして露店で売っている。フランス人はカエルやザリガニの料理を優雅に楽しんでいるし、オーストラリアのアボリジニのご馳走はカンガルーやイモ虫、アリ、トカゲだ。日本でもザザムシの佃煮やハチの子の炊き込みご飯、メダカの佃煮、今や天然記念物のオオサンショウウオ、サボテンなど、奇妙なものがやたらと食卓に載っているのだ。これらを見て、人間というものは、この世のすべてのものを食べていることがわかる。


・食のタブーといいうと、ヒンドゥー教のウシ、イスラム教のブタが有名だ。日本では馬刺しなどでよく食されている馬肉。これは特に、イギリスやアメリカでは絶対なタブーである。鶏肉も、スリランカスマトラ島、インド、アフリカなどでは食べない人が非常に多い。中でも卵をタブーとする地域は多い。彼らからすると、卵を食べることは、生命の源を殺してしまうことであり、この上なく残忍で非道読的なことなのだ。ちなみに、生で卵を食べる民族は、日本人以外にはまずない。多民族からみたら、「卵かけごはん」なるものは、とんでもないゲテモノに見えるに違いない。


・なぜ人間の「食」「性」にはタブーが多いのか。それは、この二つは人間と動物が、最も近い領域だからだ。人間は自分が動物ではなく、文明を荷う存在であることを証明するため、「食」と「性」という動物的本能に、タブーという制約を設けざるをえなかったのだ。


・奇食は、大まかに言って二つに分けられるだろう。それは(1)古く伝統的な食べ物 と、(2)新しい食べ物だ。


古い奇食とは、昆虫食、ウマ、ラクダ、ザリガニ、クマ、ウサギなどだ。これらはほとんどが肉類だ。植物の奇食はほとんどない。だいたい食のタブーの対象は、ほとんどが肉である。菜食主義がその典型的だろう。ちなみに食部のタブーはなぜかほとんどドラック関係である。大麻、ケシ(阿片)、幻覚キノコなどがそれだ。


新しい奇食は、さらに二つ。組み合わせが無茶苦茶なので、とんでもない料理になってしまったもの。もう一つは、土地の名産品を無理やり使ったメニューだ。


(1)古く伝統的な食べ物

「フグの卵巣の糠漬け」(石川県能登地方)、「漬物ステーキ」(岐阜県飛騨地方)、「サンショウウオ」(福島県檜枝岐村)、「おたぐり」(長野県伊那地方)、「イルカ」(静岡県伊豆地方)、「なれずし」(和歌山県新宮市)、「ツキノワグマ」(東京都)、「サソリ」(中国)、「土」(世界各地)などなど。


(2)新しい食べ物〜奇食界のニューウェーブ

「みかんご飯」(愛媛県)、「サラダパン」(滋賀県湖北地方)、「甘口イチゴスパ」(愛知県)、「味噌カレー牛乳ラーメン」(青森市)、「シロップもんじゃ」(群馬県伊勢崎市)、「パイナップル茶漬け」(愛知県一宮市)、「ブラックバス」(滋賀県草津市)、「ゼリーフライ」(埼玉県行田市)、「イカスミジュース」(名古屋市)、「カレーラムネ・わさびらむね」(静岡県)、「ふなずしパイ」(滋賀県守山市)、「まんじゅうの天ぷら」(福島県会津地方)、「蚊の目玉のスープ」(中国)などなど。


その他、幻覚を呼ぶ飲む大麻アブサン(スイス・フランス・ドイツ)、地球で最も甘い菓子バクラヴァ、世界一まずい飴かもサルミアッキなどが紹介されているんだけど、以前テレビで見た、世界で一番臭い食べ物 シュールストレミングスウェーデン)は、怖いけど食べてみたい…。(^<^) そしたらたまたまインターネットで見つけたこのサイト。これを見て食べた気になりましょう…。(^^ゞ


”世界一臭い缶詰”「シュールストレミングを優雅に食べる会」
http://kisyoku.hp.infoseek.co.jp/su.htm