「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜『儲けを生みだす表現力の魔法』(平野秀典)

儲けを生みだす表現力の魔法―感動は設計できる

儲けを生みだす表現力の魔法―感動は設計できる

先日紹介した、感動プロデューサーの平野氏のこの本、良かったよね。(^。^)

BOOK〜『感動の億万長者 30のルール』(平野秀典)
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20100605


ウチ(SA)のトレーニングでもいつも話しているんだけど、「何を話すか」よりも「どう話すか」の方が大事。いわば「プレゼンテーション能力」「表現力」だよね。この本は、誰も教えてくれない「表現力」が身につく本なのだとか。そのツボとコツを紹介しよう。


ジグゾーパズルで、絶対に完成しないやり方があるとしたら、それはどんなパターンでしょう?正解は、


1 相手に完成した絵を見せない
2 相手に違う絵を見せてしまう


これと同じように、経営者や管理者が、無意識に社員や経営者に対して、「完成した一枚の絵」つまり、ビジョンや、ミッションを提示しないリーダーが意外に大勢いるのです。この重要な「絵」を共有しましょう。その絵の名前は顧客満足症候群」という絵です。


・今、不況の中で元気がある商売をやっているところの成功の秘訣もただ、ひとつ、それは期待を超える実感、つまり

期待<実感 を提供することです。実感が期待値をもっと超え、

期待<<実感 になると、お客様の声は「感激しました!」になってきます。実感が期待値をはるかに超え、

期待<<<実感 になるち「感謝」または、「熱狂!」にまで高まります。提供すべき感情のレベルは

怒り<不満<満足<感動<感激<感謝・熱狂 まであります。


「伝わらなければ、どんないい商品も、それはお客さんにとって存在しない」
「伝わらなければ、どんなに知識があっても、それは存在しない」
「伝わらなければ、どんなに愛情があっても、それは存在しない」

ということは、日常のすべての能力は、「表現力」なのではないか


・お気づきでしょうか?「信者」と書いて「儲かる」と読めることを。儲けるためには、信者を作る。これはビジネスの鉄則ですね。


観阿弥が伝えた能の芸術論花伝書には、「人の心に思いもよらぬ感動をもよおさせるやり方、それが花、珍しき花」「秘すればこそ花、秘せねば花とはならぬ」
思いがけないプレゼント、親切、出会いや喜びという実感を提供することで、そのサービスは相手にとって「花」となり「実」になります。そこに「ドラマ」が生まれ、そして感動が生まれるのです。


序破急とは、雅楽とか能楽で使われる物語の構成要素のことです。起承転結の「起」が「序」、「承」が「破」、「転結」が「急」に相当します。つまり「つかみ」と「メイン」と「クライマックス」です。文章や会話もこの三つに分けることで「変化」は容易に作り出せるのです。


・役者は、舞台で三つの目を持って演じています。

「我見」=自分が観客を見る目、主観的視点
「離見」=観客の側から見た目、客観的視点
「離見の見」=観客が見ている自分の姿を自分が見る目、第三の視点

売り手側の視点「我点」では、「説得」「売り込み」
買い手側の視点「離見」では、「納得する」「買う」
第三の視点「離見の見」では、「お客さんが納得するためのお手伝いをする」「お客さんが買うためのお手伝いをする」
そのコツは主語を「お客様」にすることです。「お客様がこの商品を使うと〜ができるようになります」
もうひとつのコツは、「証拠提示」です。「お客様の声」が社会的証拠となるのです。


・マジシャンたちのサーストンの三原則

1 現象を先に言わない
2 同じマジックを二度続けてやらない
3 タネを教えない


アカデミー賞受賞俳優、ロビン・ウィリアムスが、「その無限の想像力はどうすれば身につくか?」の問いに、「常々補充を心がけている。いろんなことに目を向け観察する」と答えています。


・伝説の作文術で語られた魔法の呪文「カンカラコモデケア」

カン=感動。文章に「感動」を入れ込む
カラ=カラフル。カラー(色)を入れると、鮮明な印象になり、記憶に残ります。
コ=今日性。旬な話題、情報を言葉や文章に織り込むと現実性が生まれます。
モ=物語性。商品開発秘話、ワクワクする話など。
デ=データ。根拠がしっかりして信憑性が増す
ケ=決意。文章や言葉に強い思いやメッセージが入っているかどうか。
ア=明るさ。明るい未来を感じさせるビジョンがあるか。


どう?結構使えるよね。( ..)φメモメモ