「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜涙があふれて心が温かくなる話2…『母ちゃんダンプ』

母ちゃんダンプ

母ちゃんダンプ

もともと涙もろいんだけど、最近特にそうだ。映画を見てもテレビを見ても、すぐ涙ぐんでしまう。(T_T)でも泣くってスッキリして気持ちいいよね。(^◇^)
さて、ラジオのニッポン放送から生まれた「泣ける」本、これらの本も良かったね。(^v^)


BOOK〜涙があふれて心が温かくなる話3…『80点コロッケ』
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20090809
BOOK〜涙があふれて心が温かくなる話…『車いすのパティシエ』
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20080216


この「母ちゃんダンプ」コンビニの雑誌コーナーで置いてあるのをみたことある人もいるんじゃないかな!? これも泣けるよ!感動する話が満載なんだけど、そのタイトルの話ををエッセンスで紹介しよう。


「母ちゃんダンプ」

150センチと小柄な棹登米(さおとめ)みちよさんは、70歳の誕生日を迎えました。
彼女は昭和12年生まれ。小さい頃から頭が良かったのですが、貧乏だったため
中学を卒業して、近所の定食屋で働き始めました。飲み込みが早く、テキパキして明るい性格
たちまち人気者になりました。ここで出会ったのが後のご主人、健四郎さん。
見た目が暗くて口べたな彼はあるとき、プロポーズします。


「自分は、ダンプカーの運転しかできない男です。だけど…それでも…日本中にいろんな物を運ぶこの仕事を…素晴らしいと思っているんです」


二十歳で結婚、三人の子供に恵まれとても幸せでした。しかし30年前に不幸な交通事故で健四郎さんは即死、40歳の若さでした…。

みちよさんは、その後、運転免許を取り、宅配便のドライバーをしながら大型免許を取り、4年がかりでダンプカーの運転手になります。


「趣味もない、楽しいことも何一つしないお父ちゃんがね、話せることといったら、ダンプの話しかなかったんだよ。だから、ダンプのハンドルはお母ちゃんの恋人。お父ちゃんの形見なんだよ」


そして70歳の誕生日。子どもたちは言いました。

「お母ちゃん、今まで本当に、本当にありがとう…。今度は私たちが、お母ちゃんを車に乗せる番なんだよ」


すっかりシワだらけになった小さな手で目頭をぬぐい、鼻をすすり、それを花粉症のせいにしながら、


「そうかぁ…それじゃあ、お母ちゃんも、もう免許はいらないねえ…」

いつも必ず、胸やお尻のポケットに入っていたお母ちゃんの運転免許証は、間もなく返上されることになりました。

クゥ〜!思わずウルウルきちゃうね…。(T_T)


それから、「1000冊の絵本」、「平和の火と呼ばれて」、「声を失った紙芝居師」、「バスの屋根で耐えた、歌った36人」、「馬場さんの真心」、「ボクサーを撮る男」…などなど。すぐに読めてジーンとくる話が満載!おススメよ!(^◇^)