この本には感動した!気づきがいっぱいだ!よくぞ書いてくれた!しかも女性がっ!!!今年読んだ本のベスト10入り決定っ! (・∀・)!
ワタシが社会人になって最初の会社は建設資材(足場材)を扱う会社だった。個人商店に毛が生えたような会社で、我々が新卒二期生。当時社員60名、年商20億。いまでは社員760名、年商300億!横浜スタジアムのスポンサーまでやっている。……どうやらワタシが辞めたときから急成長したような。(笑)ここで26歳で所長になり埼玉、横浜と新しい機材センターを作ってきた。いま、なぜ横浜に住んでいるのかというと自宅そばの金沢八景に機材センターが出来、その立ち上げの所長として赴任したからだ。
そのときから4トン、10トン、ユニック、ヒアブ、平ボディのトラックには大変お世話になってきた。自分で運転することはほとんどなかったが、作業着にヘルメットをかぶりフォークリフトに載って荷物の積み下ろしもやっていた。運転技能の免許を持っているので。今でもフォークの運転には自信がある!そのときにお世話になった運転手さんの顔が浮かんできた。あの重たい足場材を時間通りに納品し、引取り、ときには現場作業をやる。それを多いときは一日3〜4件繰り返す毎日。運ちゃんの大変さがイタイほどよくわかる。
「幅寄せ、ノロノロ運転に急ブレーキ、アイドリングに堂々と路駐――どれも「深い理由があるんです」公道上でとかく悪者にされがちなトラック。そのドライバーも「態度が悪い」と批判されがちだが、内情を知れば、そんな見方も一変するはず。これまで語られてこなかったドライバーたちの本音を、元トラックドライバーの女性ライターが徹底解説!読後、街中でトラックを見る目が一変すること必至!」そのエッセンスを紹介しよう。
・筆者は訳あって、大型自動車免許を持っている。 20代前半から断続系に約10年間、 北は甲信越から南は関西方面まで、 主に自動車製造で扱う金型を得意先からトラックで引取り、 納品していた。平均で一日500キロ。繁忙期では800〜 1000キロを走行する、中・長距離ドライバーだった。 当時はモテ期の絶頂だった。 日本の貨物輸送の9割以上を担うトラックは「国の血液」 によく例えられる。そんな「血液」が「栄養過多」 によって様々な異常を起こしかけている。筆者自身も、ただただ「 邪魔な存在だ」としか思っていなかった。トラックに乗るまでは。
・本書は、筆者のトラックドライバーとしての実体験と、 現役ドライバーのリアルな声をもとに、 現在彼らが置かれている過酷な労働環境や、 世間には迷惑だとされるマナー違反に秘められた事情、 トラックドライバーの人権、 高い車両から見てきた昨今の日本の道路で起きる諸問題、 物流業界の今後の改善点などを記述している。 名に入るほとんどすべての身の回り品が一度は載ったことのあるト ラック。読了後、一人でも多くの人が「送料無料」「時間帯指定」 のもとで働くトラックドライバーの姿を思い浮かべ、 一人でも多くの業界関係者が何かを感じ取ってくだされば。
特に、「教習所で戸惑った「股開き」」「特技「スライド」」「 態度が悪いのには理由がある」「 トラックがノロノロ運転する理由」「 路駐で休憩せざるをえない事情」「 なぜハンドルに足を上げて休憩するのか」「 エンジンを切らない理由」「トラックドライバーは底辺職なのか」 「荷主第一主義が引き起こすこと」「手荷役というオマケ仕事」「 ドライバーの不摂生」「トラックドライバーの眠気対策(スルメ、 エナジードリンク、喘ぎ声)」「京急事故で見えた課題」「 ドライバーを外国人で補えない理由」「 世界にも稀な再配達と時間帯指定配送」など。
リアルだ。なまなましい。そのとおりだ!!!運転手さんに感謝!日本だけなんだね。時間帯指定配送って。ありがたや、ありがたや。これゼッタイに映像化してほしいわ。日本国民、必読だね。超オススメです!(・∀・)