「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜二度ない人生を生きるために…『森信三 魂の言葉』

森信三・魂の言葉―二度とない人生を生き抜くための365話

森信三・魂の言葉―二度とない人生を生き抜くための365話

私のハガキ道の師匠・坂田道信氏。(^◇^)今から13年前に師と出会ってからハガキを書き始めた。その坂田氏は、毎日30枚のハガキを書き、年賀状が2万枚届くという。その坂田氏がハガキを書くきっかけとなったのが、教育者の森信三氏だ。
今まで、氏の本は何冊か読んだが、このブログで紹介するのは初めてだね。師の発言、名言を365集めて、まとめたもの。1日1話読んだら人生変わりそう。そのエッセンスを紹介しよう。


・一生を真に充実して生きる道は、結局、今日という一日を、真に充実して生きる他ないでしょう。実際、一日が一生の縮図です。


義務を先にして娯楽を後にせよ。これを守ることによって、確かにその人は、一歩一歩自分を立派な人間に鍛え上げていくことができます。


・コップを伏せたままですと、いくら上から水を注いでも、少しも内に溜まらないのです。ところがいったんコップが仰向きにされると、注いだだけの水は、一滴もあまさず全部そこに溜まるのです。「伏せたコップを、仰向けに直す」―これが、広い意味での「礼」というものです。形の上から敬う心の起きる受け入れ態勢をする必要があるのです。


・わたくし自身の信念から申せば、世の中ほど公平なものはないと思うのです。神の天秤は、何人においても例外なく平衡であります。


・人間というものは、ある意味では常に逆境に処する心の準備をしていなくてはいけないのです。


・現在わたくしが米食をしているのは、これが日本人としての「正食」であり、「食の原点」だと思うからです。


・真の夫婦というものは、お互いに相手の不完全なこと、否、欠点さえもよく知り合っていながら、いかもそれを指摘したり、矯正しようとしたりしないで、ただ黙って背負っていくしかないわけです。否、そればかりか、互いの不完全なことをいたわり合って、この波瀾に満ちた人生の大海を、互いに手を取り合って渡っていくところに、この現実界における夫婦の相(すがた)があるといってもよいでしょう。


人間は一生のうち逢うべき人には必ず逢える。しかも一瞬早すぎず、一瞬遅過ぎないときに。


・われわれ人間の一生は、ただ一回のマラソン競走みたいなものでありまして、もしそうだとしたら、それについてコースのだいたいの見当がついているか否かということは、大変大事なことです。


・知識とか技能というような、いわば外面的な事柄については、一般的に短所を補うというよりも、むしろ長所を伸ばすほうがよくはないか。これに反して、自分の性格という内面的な問題になりますと、長所を伸ばそうとするよりも、むしろまず欠点を矯正することから始めるのが、よくはないかと私は思います。


・人の話を聞くときは、後ろのほうで聞くと、どうしても批評的になりやすいものです。これに反して、一番前の席で聞くのは、信授の態度です。そこで諸君らも、講演などを聞かれる際には、なるべく前のほうの席で聞かれるがよいでしょう。


・「人生の達人」などということは、お互いに及びもつかぬことですが、せめて「ハガキ活用の達人」くらいには、努力してなりたいなどと考えています。ちなみにわたくしが文字を書く九割までは手紙の返事で、著述などではないのです。


「秋になって実のなるような果樹には、春、美しい花の咲く樹はない」。すなわちブドウにしても、梨にしても、ミカンにしても、決して牡丹や芍薬(しゃくやく)などのように、華やかな美しい花はつけないということであります。ふつう一般の人々の生き方としては、たんに春の一時期の華やかさで終わる花よりも、やはり秋の結実の確かさのほうを選ぶべきだと思うのであります。


・そもそも人間が志を立てるということは、いわばローソクに火を点ずるようなものです。ローソクは、火を点けられて初めて光を放つものです。同様にまた人間は、その志を立てて初めてその真価が現れるのです。


・現在わたくしは玄米食とミソ汁と、若干の野菜を主として、それ以外はあるも可、なきもまた可という生活をしていますが、これは節約が第一目的ではなく、将来人類の食糧不足の場合を考え、玄米とミソ汁だけで、少なくともわれわれ日本人としては、万一の場合はどの程度耐えうるかというよりも、むしろこの程度の粗食で、いかほど活動しうるかについて、密かに実験を試みつつあるといってもよいでしょう。


・人はこの世に生まれ落ちた瞬間、全員が天から封書をもらって生まれてくる。その封書を開いたら、あなたはこういう生き方をしなさい、と書いてある。しかし、せっかく天からもらった封書を一回も開かないままで死んでいく人が多い。


深イイっっ!!!(^−^) 坂田先生が森先生の話を聞いて、ハガキを書き、人生が変わったのが分かる気がする。おススメよ!



21世紀への道標  森信三の世界 社団法人 実践人の家
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