「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜笑いの哲学!…『笑いとユーモア』(織田正吉)

笑いとユーモア (ちくま文庫)

笑いとユーモア (ちくま文庫)


1979年発行の本だから30年前だね。(^◇^)人間は日々の生活のなかで、笑いとともに暮らしている。そして人間は、うれしいときも、悲しいときも、笑いを求める。独断と偏見という二つのレンズを通した笑い論でありユーモア論。(^^♪古くて懐かしい、それでいて新鮮な笑いのネタを紹介しよう。



・精神病院で、自分がナポレオンだと信じている患者がいた。あるとき、医師が、
「なぜ、きみは自分がナポレオンだと主張するんだ」と、聞くと、その患者は、
「神様がお前はナポレオンだといった」
すると、そばにいたもう一人の患者が、「おれはそんなことをいったおぼえはない」


・子供「ママ、うちのお父ちゃん、どうしてお役所クビになったの?」
ママ「欠席が多くて、勤務が不良で技量が未熟だからですって」
子供「へえ、じゃあ、いまの総理大臣はなぜクビにならないの?


・ドイツの詩人に、若い画家が展覧会に出品した自分の絵の批評を頼みました。
「どうでした?」
「わたしが見ることができたのは、あなたの絵だけです」
画家は喜びましたが、詩人は、
「ほかの人の絵はたくさんの人だかりで見えなかったんです」


リンカーンは、自分を非難する人にこんなたとえ話をしました。

「諸君の全財産を金塊だとしよう。その金塊を持った曲芸師がナイヤガラの滝の上で綱渡りしているのだ諸君はその綱をゆさぶり、大声をあげるだろうか。それとも、じっと息を殺し、手を出さないで渡り終わるのを待つか。政府はいま大きな荷を背負って最善を尽くしている。どうかわれわれを悩まさないでほしい。われわれは無事、金塊を向こう岸に渡そう」


・世の中は澄むと濁るのちがいにて ふぐに毒あり福に徳あり
世の中は澄むと濁るのちがいにて 人は茶を飲み蛇は人を飲む


・女の人が一番おしゃべりでないのは一年中で何月が知ってるかい?それは二月だ。…日数が一番少ないから。


・医師「当分、絶食しないといけません。それから薬はこれを飲んでください」
患者「先生、この薬はいつ飲むんですか?」
医師「食後に飲んでください」


・「地図を見て何しているんだ?」
「まだだれも発見していない島を探しているんだ」


・「飛行機はおそろしくない。畳のほうがこわい。古来、畳の上で死んだ者数知れず」
内田百輭


・タクシーに乗ったら、運転手が
「このあいだ乗ってくれた人はいいお客さんだったなあ。メーターが500円と出ているところを千円くれて、お釣りはいいといって降りていった」
客は、「この前に乗ったタクシーの運転手はいい運転手だったなあ。メーターが千円と出ているところを500円でいいといってそれ以上受け取らなかった


・小学校の女の子に親戚のおばさんが、
「学校のベルは授業の始めと終りに鳴るのね」というと、その子がクビを横にふって
「ううん。学校のベルは休み時間の始めと終りに鳴るの


うぷぷっ!…笑いって大事だね!オススメよ。(^v^)