「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜愛・死を見つめる…『こころのチキンスープ3』

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ここで紹介したシリーズの3冊目。(^◇^)このシリーズは「感」を鍛えられるね〜。(>_<) 夢と勇気を与えられる。ホロリくる話、ジーンとくる話、鼓舞される話などなど。ここでは2つ紹介しよう。(^^♪


『災いの価値』

明王トーマス・エジソンの実験室は、1914年12月、火事でほどんど全焼した。被害総額は200万ドルを上回ったが、保険は23万8000ドルしかかけていなかった。コンクリートの建物は火事に強いと思われていたからである。
エジソンが生涯をかけて作った試作品の多くが、この大火によって失われてしまった。
燃えさかる火事の真っ只中で、24歳の息子チャールズは、煙と瓦礫の中を、懸命に父親の姿を探し始めた。やっとみつけた父は、目前の光景を静かに見守っていた。顔は火の照り返しで赤々と輝き、白髪が風に揺れていた。
「父の心中を思って胸が痛くなりました」と、後日チャールズは言った。
「父は67歳、もう若くはありません…。なのに、すべてが火に呑まれてしまったんです。父は私に気づくと、大声でこう叫びました」
「お母さんはどこだ?」
「どこだかわからないんだよ」
「じゃ見つけて、連れてこい。こんなものはもう二度とお目にかかれないぞ」
翌朝、エジソンは焼け跡を見てこう言った。
「災いにはすばらしい価値があるんだ。誤りをすべて燃やしてくれたよ。ありがたいね。またゼロからスタートできるじゃないか」
この火事から3週間後、エジソンは最初の蓄音機を世に送り出した。    『種蒔く人の種』より


『役割はそれぞれ』  マリー・カーリング

自分にまわってきた役目や自分が置かれた立場にがっかりするようなとき、私はジェイミー・スコット少年のことを思い出すようにしています。
ジェイミーは学校のお芝居で何かの役をやりたがっていました。彼の母親から聞いたところでは、ジェイミーは絶対にそのお芝居に出るのだと思い込んでいたようです。でも母親は、役にはつけないだろうと心配していました。
配役が発表された日、私は彼女と一緒に彼を迎えに行きました。ジェイミーはかけ寄ってくると、興奮と誇りで瞳をきらきらと輝かせて言いました。
「聞いてよ、ママ」彼は大声で叫びました。それから、私の座右の銘となったひと言を言ったのです。
「ぼく、拍手喝采する役に選ばれたんだ!」


その他、『贈り物』『労働者』『無料です』『遅すぎることはない』『いいニュース』もオススメ。読むべし!(^◇^)


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