- 作者: 楠瀬誠志郎
- 出版社/メーカー: 角川SSコミュニケーションズ
- 発売日: 2008/03
- メディア: 単行本
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そんな時に目に付いたのがこの本。著者は、歌手であり、プロデューサーであり、ボイストレーナーの楠瀬誠志郎氏。この本は使えるよ〜!(^◇^)
「大切な話をしているのに、真剣に聞いてもらえない」「指示したことが、正確に伝わらない」 「自分が話をすると、興味がなさそうな顔をされる」「話しかけているのんび、なかなか気づいてもらえない」「怒っているつもりはないのに、誤解されることが多い」 …などの経験は「声」が原因だった!なんとなく分かるなあ。外見がとても素敵な女性でも声でがっかりしたり、またその逆で、声だけで惚れたりなんかするよね。どう?
ビジネスで戦うための武器は、「声」。「声」を意識して使うことによって、仕事も人生も劇的に変わる!
コミュニケーションは「声」から始まる。営業やプレゼンで差がつく声の使い方、できる人が実践している仕事で役立つ声の使い方、周りからの評価がみるみる変わる!そのツボとコツを紹介しよう。
・なぜ?小泉首相の「米百俵」は不思議に国民の心をつかんだのに、安倍前首相の「美しい国」は心に響かなかったのか?彼の声は、鼻で音を響かせる鼻腔発声法で、電車のアナウンスの声と同じ。単に行き先を告げるだけならいいのだが、国民の心に真意や熱意は伝わりにくいのだ。
・麻生太郎さんも声で損をしているタイプ。彼の声はハスキーで聴衆は聞きづらい。声帯がピタリと閉じないからザラザラした声になる。日本の政治家も、もう少し「声」を意識したほうがいいのではないか。
・メラビアンの法則
〜コミュニケーションンにおける言語、聴覚、視覚という3つの要素それぞれの影響力を測定した実験結果から導き出したものですが、人は、視覚情報55%、聴覚情報38%、言語情報7%の順で影響される。
つまり、「声の大きさ」や「トーン」は、「言語そのもの」よりもコミュニケーションにおける影響力が大きい。
・響きのある声を出したい、という人におすすめしたいのが、いい響きの声を出している人のそばに行くこと。落語家一門では、弟子入りしたばかりのときは違う声でも、最終的には一門で同じような声に仕上がります。落語は音声に育てられている文化。思いを肌で感じながら、鍛えられている証拠です。
・女子高生のオバサン声化が進んでいるいるのは、彼女たちは口をなるべく開かないで
話そうとしている。「マジ」とか「超キモ」などと言って、短い単語だけでコミュニケーションをとっている。声帯は最小限の動きで、筋肉がほとんど動いていないので、老化は必然。わざわざオバサン声になるように、おしゃべりしているなんて、本当にもったいない!
【第3章 自分の声のタイプを知る】
ここでは、6つのチェックシートを使って自分の声のタイプを調べ、その声カルテの印象と状態、原因、改善策が書かれている。面白っ!ちなみには私は、「オーケストラを乱すオーボエ」タイプ…。なんじゃそりゃ!(^_^;)
・声を「放出」するときの基本は、声の「ボール」をつくること。そして、ボールを投げる距離と方角を考えて話す。そして放出のコツは、「当てる」、「超える」、「包む」の3つ。これはイラスト入りで分かりやすい。
【第5章 職業別に役立つ「伝える技術」】
ここでは、職業別ヴォイスモンタージュシートの分類がある。トレーニング法もイラスト入りで掲載されているよ。ヴォイストレーニングやってみたいなあ。(^◇^)
Breavo para ボイス メソッド スタジオ
http://www.breavo-para.com/