「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜相手をコントロールできる!…『人を操るブラック洗脳術』

タイトルがすごくな〜い?ヤバくな〜い?ヤーバババイ!『こりゃめでてーな』風に)
心理学者の内藤誼人氏が語る相手を理解し、行動を予測、意のままにコントロールするための裏ワザ集。
ウチ(SA)のスキルにかなり共通している点があるね…。ちょっと長くなるけどツボとコツを紹介しよう。悪用しないように…、ね。(^◇^)


・古い格言をデッチあげて相手を丸め込め
相手を丸め込み、説得力を高めるには、会話にことわざや格言を入れること。「〇〇の言葉なんだけどね…」または、格言らしきものをデッチあげること。
「信じるとは『人の言葉』と書きますが…」、「古代モンゴルの逸話ですが…」、「『愛』という字は『心』を『受』けると書きますが…」


根拠が1個しかないよりは、2個、2個よりは3個あったほうが、相手も黙って「うん、うん」とうなずいてくれるものなのだ。話に説得力がある人の話法を、よくよく分析してみると「なぜなら」「なので」「その理由は」というフレーズを頻繁に使っている。


戦う前に、まず場所、空間で相手より有利になっておけば、その後の展開が楽に進むものだ。
〜サッカーの試合ではないが、アウェイでの交渉ごとは相手に有利に展開する。教師が子どもを職員室へ呼び出して怒るのも、職員室は自分のホームであり、子どもが素直にいうことを聞いてしまうからだ。この環境はよくないなと思ったら、自分が有利に戦いを進められる空間に移ること。


泣き出すくらいの恐怖を与えて相手の心を支配しろ
〜人間は恐怖によって動く。怖い部長、恐ろしい取引先、怒鳴る上司の言うことを聞くのはそのため。リフォーム詐欺オレオレ詐欺など、ほとんどの詐欺のテクニックは、「このままだと大変なことになりますよ」という恐怖を煽る手法。ここでのポイントは、併せてその問題を解決する方法も提示しなければ、人は動かないということ。


どんなウソでも繰り返せばホンモノになる。(埋め込み法)


相手の頭の中をぐちゃぐちゃにかき回せ
〜説得技法のひとつに、「混乱後言い換え法」(DTR法)と呼ばれるテクニックがある。これはあえて、わかりにくい専門用語を使い、その後でわかりやすく言い換えるという方法。
「『ピグマリオン効果』が期待できますね。あっ、ピグマリオン効果とは、周りからの期待や励ましで成績などが上昇することです」


相手に質問するときには、自分自身の話を引き合いにだしてから質問すると、相手も答えやすい。
「『私は、ミステリーが大好きなんですが、』〇〇さんは、どんな本を読みますか?」相手に質問しつつ、自分のことも話す。このバランスで、相手の人となりが見えてくるだけでなく、相手もあなたに心を許し、お互いにもっと親密になれるのだ。


相手の話がわからなくとも、とりあえず「理解」はしてやれ
〜私たちは自分の意見を聞いてくれたり、理解してくれることに喜びを感じる。心理学的には、「社会的報酬」と呼んでいる。相手の会話に出てくる単語やフレーズを、そのまま引用してオウム返ししていればいいのだ。「なるほど、『お客さん主体』…ですか」と繰り返す。そして首を大きく前後に振ってうなづくこと


「ノー!」と拒否されても、軽く聞き流せ
〜人間というのは、あまり理由はなくてただ、何となく「ノー」ということが多い。ロバート・コンクリンは、67%もの人が相手がセールスマンというだけで、ドア越しに即座に断るという。相手から「ノー」といわれても、それほど落ち込むことはない。なぜなら、ほとんどの人は「ノー」というのを習慣にしているだけだから


ユーモアセンスがある人は、緊張が高まったときのガス抜きが出来る。だから、人間関係での衝突が減らせるわけだ。


ミラーイメージ効果で、こっそり好意を集めよ。
あなたが相手を嫌っていると相手からも嫌われる。相手を大好きならば、相手もあなたを大好きになる。このように、自分の気持ちが、あたかも鏡に映ったように相手からも反射されることを、「ミラーイメージ効果」という。


・「経験が足りない…」と嘆くなら、空想トレーニング(シュミレーション)で経験を積んでしまえ
たくさんの本を読み、他人の経験を自分の経験であるかのように「代理経験」しておけば、いざというときにもはるかにうまくやれるのである。


好調の時こそ自惚れずに、「これでいいのか?」と自戒せよ
〜「ああなったら、こうしよう」「そうなったら、こうしよう」というシュミレーションを、頭の中で平和な時からあれこれやっておくのだ。最悪の事態を想定しておけば、いかようにも対応できる。


・発言の一貫性に気をつけろ
ある人にはペコペコして、ある人には厳しいという、相手によって態度をころころ変える人は、徹底的に嫌われる。これを「スライム効果」という。スライムのように形を変える人は、信頼されないのだ。


自分を変えたいのなら、「習慣化」せよ。
人間は習慣の生き物。もし、新しい自分に変えたいのならばその理想に自分に近づくための行為を習慣化してしまえばいい。習慣になってしまえば努力しているという意識すらなくなるから、自然に身につくのである。「一日一時間勉強すると、一年で一つの専門家になれる」(パブソンの法則)

知らないことでも、知っているように堂々と主張してしまえ
〜どんな領域であれ、堂々と「私は自分の専門に基づいて、こう主張するのだ!」といえば、素直に納得できるのだ。


・あえて欠点をさらけ出せ
マイナスな要素は隠そうとするが、実は逆でどんどん見せてしまったほうがいいのだ。話の中に、自分にとって不利益になる事柄も混ぜておくと、かえって信憑性が高まるというデータもある。「デザインは少し、不恰好だが、書きやすさは抜群である」などのように、欠点を含めて広告の方が長所ばかりを訴える広告よりも6倍も好まれたのだ。