「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「変わる力 セブン-イレブン的思考法」(鈴木敏文)

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変わる力 セブン-イレブン的思考法 (朝日新書)

変わる力 セブン-イレブン的思考法 (朝日新書)

  • 作者:鈴木敏文
  • 発売日: 2013/05/10
  • メディア: 新書
 

小田原に住んでいた昭和50年代前半、我が街にはじめて「セブン-イレブン」が誕生したときのことをはっきり覚えている。当時は「おにぎり」も「おでん」ももちろんない。「スラーピー」は新鮮だったなあ!(笑)

 

「変化に対応できない会社は生き残れない。流通業界に飛び込んで50年、セブン-イレブン誕生40周年の節目だからこそ語れる経営哲学。ビジネス人生を歩む読者にとって〝ブレークスルー思考″へと変わるきっかけとなる一冊」そのエッセンスを紹介しよう。

 
・変化から “ 将来像 ”を読み取り、何ができるか「仮説」を立てて、「実行」し結果を「検証」して、仕事のやり方を常に最適化していくー日々の業務の中で、この仮説ー実行ー検証」をコツコツ繰り返していけば、結果は後からついてきます。その証拠がセブン-イレブンです。私は経営におけるふたつの視点を体得することになりました。統計学と心理学です。
 
・「スーパーが進出し、商店街の多くが衰退しているのに、そんな小型店が成り立つわけがない」と、社内の大反対に遭いました。経験がないから夢物語を言えるんだ」という役員もいました。しかし私は経験がないからこそ、商店街が衰退していく要因を違う視点でとらえていたのです。
 
「中小企業だって、大型店と同じやり方ではなく、例えば生産性を徹底的に上げるなど差別化した商いをすれば、大型店とすみ分けができ、共存できる」と、周囲を説得しました。反論はでませんでした。
 
・営業をスタートさせたものの、課題は次々と出てきました。それらをひとつひとつ乗り越えてゆくー。セブン-イレブンの黎明期は、これまでの商売のやり方の常識を打破し続ける、挑戦の連続だったのです。
 
・セブン-イレブンがなぜ数字を上げることができるのかと考えると、次の3点に集約されます。
 
1 ドミナントの強化
2 商品開発・供給インフラ体制
3 ダイレクト・コミュニケーション
 
・私たちが目を離してはならないのは、競合他社ではなく、変化する「お客さまのニーズ」です。
 
毎回、毎回、私は繰り返し同じことを話しますが、伝えるべきことを貴重にして、その折々の情報を加えて語るのです。話す内容は基本的なこと。
 
1 商品ごとの動きを把握し、仮説を立て、データで検証しながら発注の精度を高める「単品管理」の徹底
 
2 お客様のニーズの変化に対応し、自らも変わる努力をする
 
セブン-イレブンが成長し続ける企業であるために欠かせないふたつの基本事項の大切さを、切り口を変えて何度も何度も話し続けています。
 
・私がふだん、思いつきやひらめきのきっかけを得るためにしていることは、ふたつあります。ひとつは、いつも「情報の中に身を置く」ということです。家の中ではテレビをつけていたり、移動の車の中ではラジオをつけっぱなしにしたりしています。毎朝の通勤中はラジををよく聞いています。何気なく聞き流しています。それでも必要な情報が得られるのは、私の頭の中にフック(釣り針、留め金)のようなものがあるのでしょうか。
 
・もうひとつ、人前で話すことも、イデアをひらめかせるために有効です。講演は自分の考えを吐き出す時間ではなく、話しているうっちに頭の中が整理されたり、考えがまとまったりして「アイデアを導き出す素」だと思っています。
 
フランチャイズビジネスで大事なことは、出店数の多さではありません。一店一店の質を高めることが最優先で、これこそ「目標」です。

 

一言一言が響くなあ。説得力あるなあ。やっぱりセブンさん、いいねえ。オススメです!(・∀・)♪

 

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変わる力 セブン-イレブン的思考法 (朝日新書)

変わる力 セブン-イレブン的思考法 (朝日新書)

  • 作者:鈴木敏文
  • 発売日: 2013/05/10
  • メディア: 新書