BOOK〜珠玉の言葉たち…『LIFE』（加島祥造） - 「てるてるソング」小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ！』日記

一年ほどまえに、このブログでも紹介した、この本はベストセラーになったね。(^^♪

著者の書と画と文の最新作は、無駄な言葉をそぎ落とした、盆栽のような。体脂肪一ケタのアスリートのような。静かに微笑む木彫りの仏像のような。そんな作品集だ。
多くを語ると軽くなってしまう。心に響いた言葉を紹介しよう。

・花は虫のために咲く　虫は喜び　花の願いに報いる　人はただ　見ているだけだ

・草木の行先は大地　水の行先は海　いずれも　静かな　ところだ

・高い山の　美しさは　深い谷が　つくる

・人は背に陰を負い　胸に陽を抱いて　大いなる和に向かって　すすんでいく

・君の命は　いつも　君だけを　愛している

・内側にあるもの　それを見つけることから　始めたらいい

・すべては変るということだけは　永遠に変らない

・美しいものは　汚いものがあるから　美しいんだ　善だって　悪があるから　善と呼ばれる　すべてのものは　その名前の　裏にあるものに　支えられているんだ

・奇蹟とは　水の上を歩くことではない　いま　この地上を　歩いていることだ　

・愛とは　いま　ここにおいてのみ　可能なのだ

・柔らかくて　優しいものが　大地を　嗣ぐ

・強くて大きなものは　下にいて　根の役を　すべきだ　しなやかで弱いものこそ　上にいて　花を咲かすのだ

・人は　夢の出てきたところに　戻るのだ　

大きさも手ごろだから、風に吹かれながら屋外で読むといいかも。(^^♪