「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

TV〜知られざる闘い70日密着の記録…『イチロー・スペシャル』

lp6ac42008-02-15

イチロースペシャル NHKプロフェッショナルの流儀
http://www.nhk.or.jp/professional/backnumber/080102/index.html


お正月に撮っておいた番組をようやく見た。これを見た人も多いのではないだろうか?(^^♪
やっぱりイチローの研ぎ澄まされ方は別格だね〜!イチローを生で見られ、同じ時代に生きていることに幸せを感じるのは私だけではないだろう。その内容をお届けしよう!


カメラは等身大のイチローをとらえた。やがて野球に全てをささげた男の鬼気迫る姿が表れた。
そのプレーは見るものの心をわしづかみにし、球場を熱狂のうずに巻き込む。だが、その裏でイチローは孤独な戦いを続けていた。のしかかる重圧と向き合い、もがいていた。


イチローが目指したのはこれまでにないバッティング。まだ見ぬ答えを捜し求めてイチローは運命の打席に向かった。


・朝、目がさめるとさっそく愛犬・一弓(いっきゅう)と遊ぶ。12時少し前に朝昼兼用の食事を取る。メジャーに移籍して7年。メニューはいつも妻手作りのカレー。

『7年間同じ昼飯食ってるやつっていないのかな?そもそもそんな調査しねーか。』『カレー以外ってあったかな…。記憶にはないですね。シンプルなものじゃないとダメなんですよ。カレーの上にカツなんて考えられないですよ、僕。ありえないです。』


食事の後はいつも好きなDVDを見て過ごす。『今、「白い巨塔」見ているやつなんていないんだろうな。まあ、30回は見てますね〜。』


シーズン中、ナイトゲームの日は、午後2時前に車で球場に向かう。その途中鈴木一朗は自らスイッチを入れる。イチローになるのだ。
全身に緊張感を漂わせ足早にロッカールームに向かう。午後4:30グラウンドでの練習が始まる。
試合前のイチローは毎日同じであることに徹底的にこだわる。オリジナルの練習メニューを正確に淡々とこなしていく。準備運動を終えると試合前のバッティング練習に向かう。限界まで細く削られたバット。高い操作性を追及したものだ。


城島健司は語る。イチローさんの感覚はね、ものすごいものがありますよ。人のグローブ、人のバットは絶対に触らないですからね。手にその重さだったり、形だったりが残るのが嫌なんですって。』

練習の仕上げ、フリーバッティング。イチローはチームのだれよりもホームランを打つ。ほとんど全てをスタンドに打ち込む。完璧なタイミングでボールをバットの真に当てる。その技はメジャーリーグでも群を抜いている。


打席を待つ間は必ずベンチ中央右寄りに座る。8番バッターに打席が回ると準備が始まる。バットを身体に同化させるかのようにゆっくりと太ももにこすり付ける。


狙いを定めるようにバットを立てた。目の焦点をバットの先端に合わせる。再び視線をピッチャーに戻したときイチローの集中力は極限まで高められる。


時速150キロの速球がミットに収まるまでわずか0.4秒。多くの選手は山をはり、甘い球を待つ。だがイチローは違う。一つの美学がある。甘い球よりもピッチャーの決め球を打つかえすことをイチローは歓びとする。そのために高度な技術を駆使する。つまらせてショートの後ろに落とす。スピードを殺して内野に転がす。イチローは狙って打っている。


『実際見ると、あっ速い球に詰まらされた、ラッキーのヒットだったって言う人って結構いると思うんですよ。でも僕の中ではまったく違うんですよね。変化球が来てもヒットに出来る。まっすぐが来ても詰まらせてヒットにするっていう技術があるんですよね。』

試合が終わった後でもイチローはしばらく、緊張を解かない。ロッカールームでは番記者たちによる囲み取材が行われる。吟味を重ねた深い質問にだけ簡潔に答える。馴れ合いはない。


ようやく緊張が解かれるのは自宅のドアを開けた瞬間だ。
イチローはシーズンオフでも弓子婦人のカレーを食べる。


カア〜!(>_<) すごすぎる!MSPのL5『セールス成功の五原則』の5番目『ルーティンワークを作る』をこれほどまでに徹底している人は世界中でもイチローくらいのものだろう。
その100分の1でも身につけたい…。(^_^.)