- 作者: 亀和田武
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2007/10
- メディア: 新書
- 購入: 1人 クリック: 8回
- この商品を含むブログ (24件) を見る
・気持ちがさわやかになる「人ったらし」
〜会話の錬金術師、著者の古い友人のヤマグチ君、彼はとてつもなく話が面白かった。たとえ5分しかなくとも、その中に最低3つのヤマ場を含み、10回は笑わせることのできる、起承転結のキッチリした、しかもちゃんとオチまで用意してある話だった。
しかし、たしかに話術の才能に長けた話し上手であったが、実はその何倍も「聞き上手」であったのだ。
アパート住まいだというものなら、何DKに住んでいるのか、陽当たりは良好か、敷金と礼金はいくらだったのか、隣の部屋の住人はどんな男か女といった質問…。ものの一時間もたたないうちに、毎日使うシャンプーの銘柄に始まり、親の収入や兄弟の出身校、さらにはこれまでの見合いの回数から男性経験の数までを喋らされている…。\(◎o◎)/!
「私の話を聞いて、聞いて!」という人が多い中で、普通だったら敬遠するその聞き役を、みずから買って出るヤマグチ君が、二十歳そこそこにして、ただの人気者ではなく、周囲から一目も二目も置かれる、異彩を放つ得意な才能の持ち主として認識されたのだ。
・作家・辻仁成が後に妻となる女優の中山美穂に初対面の場で言ったとされる言葉。「やっと会えたね」。
ハア〜!(^_-)-☆ 初対面で!惹きつけるね〜!
そして彼も聞き上手=質問の達人だった。いつの間にか彼女も惹き込まれあれやこれや話してしまったのだそうだ…。
そういえばウチ(SA)の桑原正守も『人ったらし』でもあるし『質問の達人』なんだね〜!(^_-)-☆
これこそ21世紀に求められる人材なのかもね。