「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

DVD〜醤油…アメリカ市場を開拓せよ(プロジェクトX)

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醤油が好きだ。(^^♪ 好きなラーメンは、もちろんしょうゆラーメン。日本人に生まれて良かったと思ったりする。しかし世界各国で消費されている日本の味、醤油が世界に広がるまでには波乱万丈の壮絶なドラマがあったのだ!


醤油は今、100カ国以上で販売、消費量年間9億本の巨大市場であり、世界商品となった。しかし、戦後まもなく日本の醤油メーカーは存亡の危機にあった。敗戦の混乱で、材料の大豆が不足。大豆の配給を管理するGHQは、醤油製造に待ったをかけたのだ。大豆は、畜産の飼料に使え!。さらにGHQは、日本人の洋食化を奨励。給食では、パンと脱脂粉乳、醤油をまったく使わないメニューが並び、食卓ではケチャップやソースが幅を利かせ、醤油の需要は頭打ち。倒産する醤油工場も相次いだ…。(^_^;)
 

千葉で300年続く、老舗の醸造会社・野田醤油(現キッコーマン。常務の茂木啓三郎が、とんでもない策を決断した。「世界最大の市場、アメリカに逆襲をかける。」指名を受けたのは、定年を間近に控え、小学校卒で、英語が全く出来ない営業の秋谷満寿がサンフランシスコに送り込まれ、地元日系2世のセールスマンとタッグを組んだ。

秋谷は言った。『お客に買ってくれと言うな。買いたいと思ってもらうんだ』。

しかし、営業は困難を極めた。アメリカ人達、「これはバグジュース(昆虫の絞り汁)か。」と最低の評価…。スーパーに頼み込み、醤油を置く棚を有料で借り切った。しかし売れない…。


日系2世セールスマンのタム吉永は、「レシピが無いんだ、醤油の使い方が分からないんだ!」と、母親の調理した和食、魚の照り焼きをヒントに、肉料理に合う醤油ベースの料理法「テリヤキソース」を発案した。現在でも米国で消費される醤油の殆どは、このテリヤキ調理法に費やされており、純粋な日本料理に消費される醤油の割合は極めて少ないのだとのこと。それがきっかけとなり、西海岸から始まった販売網は、全米へ広がった。


しかし、突然アメリカ政府が待ったをかけた。職人の勘と天然の菌に頼る醤油の醸造。「成分や生成メカニズムが明確に数値化されない限り、安全ではない。」本社の醸造技術者たちは、誤解を解くため、誰もやったことのないメカニズムの分析に挑んだ。
そして現地工場建設のトラブル…。責任者・秋谷の病い…。これでもかというくらい障害が続く…。


いや〜!すごいね〜!\(◎o◎)/ドラマチックだね〜!視聴率上がっているね〜!こういう世界を股にかけるノンフィクションを見ている私たちの悩みなんて小さい小さい…なんて思えてくる。落ち込んでいる人にオススメよ!(^^♪