「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「落語 大看板列伝」(落語ファン倶楽部編)

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落語 大看板列伝

落語 大看板列伝

 

小学校、中学校の頃は「落語クラブ」。人を笑わせたり、笑われたりすることが好きで

当時は「ろくろっ首」「疝気の虫」「寿限無などの前座ネタを覚えて演ってたっけ。(笑)

 
さてこの本。「大看板と呼ばれた伝説の名人たち!最高の"芸"を偲ぶ一冊さぁ、見事に揃った五枚の大看板!「桂枝雀/「スビバセンネ」爆笑王」「桂文治/貫いた江戸っ子の美学」「春風亭柳昇/新作落語の雄」「金原亭馬生/志ん生の遺伝子」「柳家小さん/落語界初の人間国宝
」古きを知って新しきを知る!現在活躍する落語家たちが学んだ師匠たち、五人の昭和の名人が登場です。弟子が、ライバルが、家族が語る、大看板たちの素顔。また大看板が残した貴重な原稿を掲載。様々な角度から、五人の魅力を徹底的に追求!」なかでも笑点の司会の春風亭昇太師匠の師匠の春風亭柳昇師匠の落語論を紹介しよう。
 
 
【柳昇落語論 古典落語は不滅】
 
江戸から明治にかけて三遊亭圓朝という偉大な噺家が現れた。今の人はこの圓朝を神様のように称えているが、何を隠そうこの人は新作なのである。それも並外れた新作ではない。世間の人がびっくりするようなことをやったのである。昔の歌舞伎といえば女性たちにとって何にも代えがたい楽しみ。歌舞伎にいかなっくても寄席で歌舞伎の雰囲気を味わえたら良いだろうと、高座のうしろに芝居のように背景を描いた。そして役者のような派手な衣装を着て、役者の声色(声帯模写で芝居噺を演って観せたらこれがやんのの喝采を受けた。当時は通の人に言わせれば邪道もいい所古老からはこてんこてんに言われたに違いない。しかしこのお陰で落語界に「活」が入ったのだ。確固たる礎を築いてくれた大恩人なのである。
 
・かつては落語という言葉は無かったようだ。昔は単に「はなし」と言った。寄席も寄せ場と言い、その軒下に「今晩「おはなし」あり」と看板を出し、お客を呼んで噺を聞かせたのである。明治に入り、もと武士が役人になり、役人たちはよく漢語を使うので落とし噺を「落語」と書き、脇におとしばなし」とルビを付けたものがあった。
 
古典落語という言葉はNHK久保田万太郎が芸能部長をしている時、ラジオで落語を放送するのにただ「落語」では味気ないから「古典落語」にしようと、それで付けたのだとは古今亭今輔の言葉である。
 
古典落語の数はどの位有るのだろうと、昭和48年改訂、東大落語研究会編『落語事典』で数えてみたら2,185種あった。その中には長い噺も、短い噺もある。

 

久しぶりに新宿末廣亭に行くか!って昨日、話していたばかりです。オススメです!(・∀・)♪

 

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落語 大看板列伝

落語 大看板列伝

 

 

「活版印刷 三日月堂2 海からの手紙」(ほしおさなえ)

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 このシリーズ、いいわあ……胸がジーン……とアツくなる……しめつけられるようになる……。「ちょうちょうの朗読会」「あわゆきのあと」「海からの手紙」「我らの西部劇」の4篇ともいいんだけど、冒頭のあまんきみこさんの「車のいろは空のいろ」がでてくるのはマイッタ……。「すずかけ通り三丁目」は、泣ける……。(T_T)
 
小さな活版印刷所「三日月堂」には、今日も悩みを抱えたお客がやってくる。店主の弓子が活字を拾い、丁寧に刷り上げるのは、誰かの忘れていた記憶や、言えなかった想い…。活字と言葉の温かみに、優しい涙が流れる、大好評シリーズ第二弾!」そのエッセンスを紹介しよう。
 
・「声って不思議ですよね。僕は、目で見たものより音や匂いの方が近く感じるんです。リアルって言うのかな。音は鼓膜の震えで感じる匂いも、粘膜と空気のなかの粒子の接触でしょ?味覚や触覚と同じで、物質的なんだ。それに比べると、視覚は光が作った像だから、夢とか幻みたいで……。手触りがない。それに、生の声はやっぱりいいですよね空気の震えのなかにいっしょにいる気がして」
 
『思った通りにできない』とか『もっとうまくなりたい』みたいな悔しい気持ち、大人になると忘れちゃうんだよね。心が鈍くなってる。けど、朗読してるときって、人前でむき出しで立ってるっていう緊張感があって……怖いけど、生きてる、って感じがする。
 
・そういえば、古代ギリシアでは息も魂も蝶も同じ言葉だって読んだことがある。
 
・「その板はインテルって言います。印刷された文字は行と行の間が少し空いているでしょう?それはこのインテルを挟むからなんです。これは活字の二分の一の幅。改行で下が空いた場合には、込めものというのを入れます。これで空白を作るんです」隙間があったら活字が倒れてしまう。ぎっしり並んでいないといけないのだ。
 
・いまのオフセット印刷はほんとにきれいで、透明です。でも、文字がほんとうにすべて均一になってしまうと、なんだか物足りなくなる。活版を知らない若い人も、活版印刷を新鮮に思う。
 
本には文字しかない。色も形も重さもない。でも、その言葉が、わたしたちのなかで色や形や重さを持ったものににある。言葉って、種のようなものなのかもしれません
 
・「『この世に生まれた』って、人生でいちばん初めのイベントでしょいちばん大きなイベントかもしれない。で、そのときのプレゼントが『名前』。みんな生まれてきたら必ず名前』をもらう。それを記念して名刺を贈りたいって。人間、生まれたときは手ぶらで、なにも持っていない苗字とか住所とか肩書とかだんだん持ち物が増えてくる。赤ちゃんは名前だけ
 
ひとりで生きて、ひとりで死ぬ。それが、人間。だれだって、死ぬときはひとりだよ。楽しくても、日々は過ぎて、どんな人でもやがては老いて、亡くなって、お墓に入る。生きてるのは、ほんのちょっとのあいだの、夢みたいなものだ
 
貝はイカやタコと同じ軟体生物なんだそうです。自分のやわらかい身体を守るために、分泌物で殻を作る身体が大きくなるにつれて、縁に分泌物を足して貝がらを大きくしていくんだそうです。家でもあり、鎧でもある。そして持ち主が死ぬと、一生かかって作り上げた殻だけが残る。貝自体はぐにゃぐにゃした不定形のものなんだろうけど、貝がらの形こそ、その貝のほんとうの形なのかもしれないなあ。
 
・波に削られて穴が空いたり割れたりして形が変わって、最後は砂になる。貝がらは炭酸カルシウムでできている。生き物が作った鉱物だ。貝がらが砕けて海底にたまったものが石灰岩それが変形してできたのが大理石。いろいろな形、いろいろな色のうつくしい貝たちが最後は砕けて、みんな混ざって固まって、石になる。生き物はみんな生まれて、死んで。その名残である貝がらも形を変えて大地を作る。
 
表現は翼ですよ。精神の翼というのかな。飛ぶことに意味はない。飛びたいから飛ぶ。飛べるから飛ぶ。それだけ。だけど、飛ぶためには技術が必要です。持って生まれたものだけじゃなくて、技術……飛びたくても、それを身につけていない人は飛べないでしょう?飛べる人は飛ぶべきだ。僕はそう思うんですよ。
 
投壜(とうびん)通信って言葉があるでしょ?ツェランだったかな。詩は海に投げられた壜に入った手紙みたいなものだって。いつかどこかの岸に、ひょっとしたら心の岸に打ち寄せられるかもしれないという……。でもねえ、壜はそう簡単に岸にはたどり着かない。だからたくさん投げないといけないんですよ。そうしたらそのうちだれかが拾ってくれるかもしれない。
 
新美南吉「貝殻」
 
かなしきときは
貝殻鳴らそ。
二つ合わせて息吹をこめて。
静かに鳴らそ、
貝殻を・
 
誰もその音を
きかずとも、
風にかなしく消ゆるとも、
せめてじぶんを
あたためん。
 
静かに鳴らそ
貝殻を。
 
「ほんとですか?ちっとも知らなかった」弓子さんの目がますます丸くなった。

 

ああ〜……いいなあ……弓子さんに惚れちゃいそうだ〜!!!このシリーズ、ずっと続いて欲しいなあ。超オススメです!(・∀・)

 

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「五嶋節物語 母と神童」(奥田昭則)

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母と神童―五嶋節物語

母と神童―五嶋節物語

 

昔、グレープの精霊流し」「無縁坂」かぐや姫神田川のヴァイオリンの音に憧れた。ギターとは違った切ない哀愁のある音。 そして高校の時に「ヴァイオリン同好会」という会に入ってほんのちょこっと自己流で弾いたことがある。左耳から出てくるヴァイオリンの音に「おお〜!!!」と感動したことをいまでも覚えている。(・∀・)

 

さて、この本。「天才ヴァイオリニスト五嶋みどり・龍を産み、育てた女性「五嶋節」の夢と波乱に富んだ半生記。自らもヴァイオリニストをめざしながら結婚で挫折し、娘のみどりに世界的音楽家への夢を託して渡米。母娘で厳しい試練に耐え抜き、華やかな成功を収めるまでの感動のドラマ。 また、みどりの音楽教育を通しての日本の音楽界との軋轢、葛藤アメリカの偉大なる教師ディレイの大きな影響など、音楽教育実践書としても大きな意味を持つ企画」そのエッセンスを紹介しよう。
 
・五嶋節という人のかざりけのなさ、生き生きとした好奇心、すばらしい記憶力、エネルギーにひきこまれる思いがした。どういう意味をこめていわれたのかわからんかったが、初めて会ったときの最後に「みすてないでください」といわれた。その言葉の意外さやいちずさが胸にズシンと響いた。そのとき、この本を引き受ける決心をした。これは「節ちゃん」というエネルギーにあふれ、かざりけがなく、とびきり魅力的な日本女性の半世紀である。恋文をつづるようなつもりでこの本を書いた。
 

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・「父が話してくれたのはジンギス汗は生まれたときにもっていた星があった』というんですね。『人間にはうまれながらに与えられた運命がある。もちろん本人にはわからない。自分で見つけていく運命もあるけど、みんな生まれたから死ぬまで運命をもって生まれ、それで結局決まっている。ジンギス汗は捕虜になったとき「自分の人生がこんなにつらいものか」とはいっさい思わなかった。父を早く亡くし、捕虜になっても、いつか自分は王者になるんだという漠然とした思いがジンギス汗にはあったに違いない。それがあったから耐えられたんじゃないか』というんです」
 
・母、木崎美江子「木崎の家は終戦のときに農地解放で土地を全部とられました。というか、買い上げられました。だから家にお金はないし、土地もなくなった。〈これからは自分の能力しかあてにならん。日本もどんなイデオロギーの社会になるかわかなんけれど、音楽やったら世界共通やから女の子でもどないなと(どんなやり方でも)生きていけるだろう。だから姉の寿美はピアノ、妹の節にはヴァイオリンを教えておいて、それが間に合わなかったら(必要なかったら)しあわせや。情操教育になるだろうし。もしもなにかでつまずいたときとか、社会の情勢が変わったときは、またそれで生きていけるだろう〉と思いました
 

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・辻井英世「びっくり仰天した。〈これは天才だ〉と思った。悠々たる大きな音楽で、大陸が目の前にパーッと広がっているような感じがした。私は五嶋みどりの方が木崎節よりちんまい(ちいさい)音楽だと思う。完成度は高いが。多少、あらけずりだったが、節の音楽性はすごいものだった。まったく新しい世界を啓示されたような気がした。大学に行って、四年後をひたすら楽しみにしていたのに、結婚で中退したときいて、残念だった。あのままいってたら日本の楽壇にショックを与える世界的な演奏家が誕生していたのに。友人になんで私より下手な先生に習わんならんのん』といってたらしいが、そのとおりだったのだろう」
 
アメリカでは幸運も不運も、日本では想像もつかないほどドラマティックだ。
 
・(林原健)いちばん神様に近いのは『音』と『香り』ですよ。楽器も音もでるから意味がある。音を出す才能のある人がいて演奏によって多くの人が音をきける。これはすごくありがたいし、感謝すべきだと思います。
 
・音楽の天才的才能には、3つの構成要素がある。表現技術、芸術的完成度、そしてなによりまれなのは、弦を鳴らして幸運をつかむというふしぎな結合である。それが、突然の危機に勝利をもたらすのである。
 

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・みどりは3歳からほとんど一日も休まずヴァイオリンの練習をしてきたが、四弦のうちの一つA線の開放弦「ラ」の音でみどりのこころの状態が節にはわかるのである。音が低めになるとき、ちょっと高めになるとき、音の揺れるときがあった。「きょうはさびしいんだあ」「きょうは怒ってる」「きょうは気分がいいんだ」節は手に取るようにみどりのこころがわかった。あまりわかりすぎて苦しいくらいだった。
 
・(音楽評論家・吉田秀和)「五嶋みどりは完璧な技術と並外れて美しい音を身につけている。特に弱音は誰とも違う美しさをもち、一度きけば長く耳に残って離れない」「この人は禁欲的なほど『節度の感覚』『洗練された様式美への感度』を持ち、彼女の演奏を目をつむって聞いていると、まるで茶の湯の席での人々の振る舞いと同質の規律と形式がまぶたに浮かんでくるくらい」
 
私たちが天才に興味を持つのは自分の中に潜在的に持っているものを美事に表現してくれた、はっきり結実させてくれた。という喜びを見出すからである。
 
「日本脱出」「ストラディバリウスとガルネリ」「偉大なるディレイ」は特に響く。
音楽っていいなあ、ヴァイオリンっていいなあ。五嶋みどり五嶋龍、聞いてみたくなりました。超オススメです。(・∀・)♪

 

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母と神童―五嶋節物語

母と神童―五嶋節物語

 

 

「世界一ふざけた夢の叶え方」(ひすいこたろう 菅野一勢 柳田厚志)

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昔から「成功法則」系の本が好きで、あらゆる本を読んできた。そして実践してきた。 でも21世紀になって、この本を読んで法則が少しずつ変わってきているような気がする。

 

まったく普通のどこにでもいる3人が、夢を叶えた方法は、これからの時代の“新しい成功法則”だったのです。彼らはいったい何を行ったのか……。それは「世界一カンタン」で、「世界一楽しい」、それでいて、「世界一ふざけた」方法だったのです。そのエッセンスを紹介しよう。

 
・「人間が変わる方法は3つしかない。
1つは時間配分を変える
2番めは住む場所を変える
3番めは付き合う人を変える
この3つの要素でしか人間は変わらない」(大前研一
 
あなたを変える方法は、あなたの宇宙を変えること。3つの「間」を変えること
時間 空間 仲間
この3つの「間」こそ「宇宙」です。その上で、ぼくはこう断言させてもらいます。
 
仲間が変わったら、すべてが変わる!
 
・菅野一勢……プータロー → 1億円プレイヤー
 ひすいこたろう……赤面症会社員 → ベストセラー作家
 柳田厚志……ボーズ頭のサラリーマン → 髪が伸びました。冗談です。→出版社の新設部署の売り上げを10倍に。そして史上最年少の部長へ。
 
3人の凡人が出会い、しかし、1年後には大きく、その人生を変えることができたのです。夢へワープする方法は……「共鳴」です。
 
・お風呂の中で暗記ものの学習をすると20%くらい記憶力がアップするのだそうです。なぜ?血流が良いからです。最高に血流を良くする方法は?
 
遊ぶことです。でも、ただ遊ぶんじゃない。志を同じくする仲間と、ワクワクする夢をノートに書き、その夢を分かち合い、励まし合い、刺激し合い、そこに仲間と一緒に向かっていくんです。それこそが、最高に楽しい遊びです。
 
内側から一人で自分を変えようと思ったら、10年かかるかもしれない。でも、志を同じくする仲間と共鳴したら、自分の響きは一瞬で変わる。それが「共鳴」という現象です。僕らが具体的に何をしたのか、なぜ、現実離れした夢が皆アッサリ1年後に叶ったのか、それをまとめたのがこの本です。
 
「早く行きたければ仲間と行きなさい。遠くへ行きたければ仲間と行きなさい」
 
「何を売るかの前に、「誰」が、どんな「思い」で売っているか、そこが問われる」
 
「思いを同じくする仲間たちと同じ空気を毎月1回吸ったこと」
 
 
いいねえ!遊びながら、仲間と成功する!いいねえ!勇気づけられるねえ!オススメです!(・∀・)

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「ダンゴムシに心はあるのか 新しい心の科学」(森山徹)

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このタイトルいいよね〜!ダンゴムシちゃん、セミちゃん、クワちゃん、カブちゃんなどの虫ちゃんにも心があるに決まってる!って思ってたからねー!(・∀・)

 
「「ファーブル昆虫記」にも出てくる、庭先によくいる小さくて丸くなるダンゴムシこのダンゴムシにも「心」があると考え、行動実験を試みた若い研究者がいた。迷路実験、行き止まり実験、水包囲実験など、未知の状況と課題を与え、ついにダンゴムシから「常識」では考えられない突飛な行動を引き出すことに成功した。大脳がないダンゴムシにも心があり、道具を使う知能もあることを示唆するユニークな実験を紹介し、「心ー脳」問題に一石を投ずる」そのエッセンスを紹介しよう。
 
 
 
なぜ本書を書いたのか。それは、心の正体へ、単刀直入に、接近したかったから。そして「心とは何か」という問いへ興味を持つ皆さんに、私のその接近法が、時代や文化の違いを超えた、この問いへの解答の一つとなるかどうかを、考えてもらいたかったかです。本書をきっかけに、多くの日本人が、当たり雨にダンゴムシには心がある」と言えるような世の中になることを想像してみてください。痛快ではありませんか。そして何と平和的。さあ、皆さんの周りに立ち込める閉塞感に、そろそろ風穴を開けてみようではありませんか。
 
・私が心を理解する方法は、ダンゴムシにおける「内なるそれ」つまり彼らの「心」が予想外の行動を自律的に発現させられることをさまざまな実験によって真摯に確かめ続けること。そして、その結果を世界のさまざまな分野の人の前で「さらす」ことである、と確信しました。
 
 
「心とは言葉である」「心の実体とその遍在性」「心と脳」「魔の二歳児」は、感心!なーるほどねー!夏目漱石の「こころ」を再読したくなりました。オススメです。(・∀・)

 

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「ごみ育 日本一楽しいごみ分別の本」(滝沢秀一)

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ごみ育 日本一楽しいごみ分別の本

ごみ育 日本一楽しいごみ分別の本

 
約2ヶ月のヒキコモリ生活で「開かずの間」だった自分の部屋がだいぶ片付いた。壁のカビ取りから始まって、ピアノ、粗大ごみ、本、書類などなど。いろんなゴミを出したよー!(・∀・) だってワタシは家の「ゴミ係」だから。(笑)
 
さてこの本。「TV出演も多数、話題の"ごみ清掃員芸人"が贈る、未来への"ごみ"とのつきあい方。使い終わったカイロは何ごみ?ピザの箱は? 乾燥剤や保冷剤はどう捨てる?最終処分場はあと何年もつ? そして・・・"ごみ"そのものを減らすには?この本で、一緒に『ごみ育(いく)』を始めてみませんか?」そのエッセンスを紹介しよう。
 
 
魚肉ソーセージの捨て方先端に金属みたいのが付いているから迷うね。
 
→ 先端の金属のことろは燃えないから、ハサミで切って不燃ごみにしてくれたらうれしいけど素材の9割が可燃ごみだったら、1割不燃ごみが付いていても可燃ごみでいいんだ。だからベルトや洋服に金属ボタンが付いていても可燃ごみで出して大丈夫だよ。
 
・中が汚れたソースの空き容器。「プラ」と書かれている
 
→ 「プラ」と書かれていても、中が汚れているからプラスチックのリサイクルには適さないんだ。リサイクルに汚れは大敵だよ。無理やり洗ってリサイクルしても結果として水を汚すことになるから無理せずに可燃ごみがいいと思うよ。
 
・チョコレートをくるんでいるこれは何?銀紙?っていうか何ごみだろう?
 
→だいたいの地域では、可燃ごみで出していいんだ。でも滝沢清掃員の住んでいる地域では不燃ごみだったから、本当に地域によって違うね。
 
お花見のビニールシート、何ごみかわかる?可燃ごみ不燃ごみ?プラスチック資源?
 
自治体に問い合わせ。30センチ以上なら粗大ごみなんだけど、切ったとしても可燃か不燃かで分かれるんだ。でも包装容器ではないから、とりあえずプラスチック資源ではないね。
 
・冷たくなったカイロ
 
→ 一見、可燃ごみっぽいけど、中身は何か知ってる?実は鉄なんだ。そう不燃ごみだね。わざわざ袋を破って中身をださなくてもいいよ
 
・保冷剤
 
→ 可燃ごみ。中身が98%の水と高吸水性ポリマーという成分でオムツにも使われているものなんだ。ということは水分を吸収しちゃうね。排水口が詰まる原因になるから絶対にやめてね
 
生ごみの80%は◯◯でできている。
 
→ 水分。この水分が生ごみのイヤな臭いの原因なんだ!だから捨てる前に軽くギュッと絞ると臭いを抑えられる上に、ごみ焼却炉でも燃えやすくなるよ。火で燃やすから水は大敵なんだ。焼却に使われるエネルギーも少なくて住むから余計な税金も使われなくてよくなるんだよ!
 
・100円ライター
 
→ 不燃ごみ。基本的に中身を使い切ってから、不燃ごみに捨ててほしいんだけど、どうしても使い切れなかったら、他の不燃ごみとは別の袋に分けて、ライターだけとかにしておいてくれると助かるよ。不燃ごみの車にはスプレー缶も収集されるから、運悪く両方とも反応したら清掃車がもえちゃう。皮肉にも、もえないごみの車が一番もえる可能性があるんだね。
 
・観葉植物
 
→植物は可燃ごみ、陶器は不燃ごみ土は回収できない
 
・一回に1家庭が出せるごみの量ってきまってるんだ。どのくらいだと思う?
 
45リットルの袋で3袋まで。地域によっては4袋まで引っ越しでごみが大量に出る時は事前に清掃事務所に電話しなきゃいけないんだ。電話待ってるぜ!
 
・ごみ収集車(2トン車)が1台に詰めるごみの量はは、なんとゴミ袋900個にもなるんだ。圧縮してギューギューにして詰めているんだよ。
 
猫が道端でひかれてる……かわいそう……どうしたらいいんだろう?
 
→清掃事務所に電話をする。自治体によっては「◯◯◯のお寺で供養しています」といった情報がホームページに載っているから見てみるといいよ。
 

これ、ゼッタイに読んだ方がいいね。一人ひとりが気をつけることによってゴミがへらせるもんね。オススメです!(・∀・)

 

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ごみ育 日本一楽しいごみ分別の本

ごみ育 日本一楽しいごみ分別の本

 

 

「ゆかいな珍名踏切」(今尾恵介)

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ゆかいな珍名踏切 (朝日新書)

ゆかいな珍名踏切 (朝日新書)

  • 作者:今尾 恵介
  • 発売日: 2020/01/10
  • メディア: 新書
 

昔、押阪忍司会の日本テレビ「特ダネ登場!?」珍名さんがよく出ていた。へえ〜こんな名前があるんだー!って感心していた!(・∀・)

 

さてこの本。「踏切には名前がある。それは実に適当に名づけられている。踏切の名前は、つけられた瞬間から時間が止まっているかのように、昔の風景をひっそりと今に伝えている。踏切の名称にひかれて何十年の「踏切名称マニア」が現地を訪れ、その謎を解き明かす」そのエッセンスを紹介しよう。

 
・踏切には名前がある。私は踏切マニアである。ただし装置としての踏切というよりは、その名称に惹かれて何十年の、いわば「踏切名称マニア」である。JR線(旧国鉄)や地方の私鉄は固有名詞の踏切に満ちている
 

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▲「勝負中(なか)踏切」
 

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▲パーマ踏切
 

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▲爆発踏切
 
「勝負踏切」「観光道踏切」「馬鹿曲(ばかまがり)踏切」「壺焼踏切」「茶碗焼踏切」「瓦焼踏切」「共栄館踏切」「古代文字踏切」「異人館踏切」「無名踏切」「レコード館踏切」「製氷前踏切」「火の見踏切」「洗濯場踏切」「切られ踏切」「靴屋踏切」「天理教踏切」「煙草屋踏切」「横断踏切」「特種踏切」「ファッション通り踏切」「養老院踏切」「天皇様踏切」「勝手踏切」「コンニャク屋踏切」「ノコギリ屋踏切」など。

 

ちょっと〜ちょっとちょっと〜!(笑)いろいろと踏切、観察してみよ!オススメです!(・∀・)

 

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ゆかいな珍名踏切 (朝日新書)

ゆかいな珍名踏切 (朝日新書)

  • 作者:今尾 恵介
  • 発売日: 2020/01/10
  • メディア: 新書