「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「カレーライスを一から作る 関野吉晴ゼミ」(前田亜紀)

 

この本は、映画にもなったし、絵本にもなったね。すごい話だわっ!!!たとえ一杯のカレーライスだったとしても。

 

lp6ac4.hatenablog.com

 
その書籍版なんだけど、あらためてワタシたちがいかに先人たちの遺産の上に成り立っているかがよく分かるわ。
 
「探検家・関野吉晴が行った、武蔵野美術大学のゼミを追った映画カレーライスを一から作るを書籍化。お米、野菜、スパイスを育て、塩を採り、器とスプーンも作り、
最後にヒナから育てた鳥を絞め、肉にする。はたして、おいしいカレーはできたのか?
学生たちにどんな変化がおきるのか?チャレンジを追ったノンフィクション」そのエッセンスを紹介しよう。
 
・みんなが、あたりまえのように食べている「カレーライス」その材料……野菜、スパイス、お肉、お米、お塩、そして器とスプーンを、すべてを「一」から作った9ヶ月間の記録。さて、どんなカレーができあがるかな?
 
 
・これはふつうのカレーライス作り。でも、この本で紹介するのはもっと大変でもっと楽しいカレーライス作りの授業……。
 
・それは、すべてを「一」から作る、9ヶ月のチャレンジだった!野菜を種から育てて、お米を苗から育てて、肉になる鳥もヒナから育てて、塩も、スパイスも、器も、スプーンも、全部一から作る。「命を食べる」ということは「生きる」ということにもつながる。
 
・私たちは、えてして植物を命と思っていないところがあるようだ。動物でも、クジラやイルカを食べるということになると大騒ぎすぐが、蚊はたたき、ダニは平気でつぶす。道路をアスファルトにすると、地下のたくさんの命が失われることに気がついていない。
 
・「これだけの時間がかかるんだ。というのが率直な感想です」
 
・「畑の雑草とりが一番大変でした」
 
・「食材を自分たちで作ってみると、やっぱりとてもむずかしい。そう思うと、スーパーに並んでいるものが、どれほどきれいなものばかりかを実感します。あたりまえと思っていたものは、あたりまえじゃなかった」
 
・「いつも食べている鳥の味がします。もっと泣きながら食べると思っていたけど、やっぱりおいしいですね
 
・関野さん。「体を通して学んだことは、すぐに結果は出ないし、そもそも、すぐに身につく知識を教えているつもりもない。10年ぐらいたって、あのときのころは、こういうことだったんだって感じればいいんじゃないの?」

 

いいなあ。ナマケモノなので、ここまではできないけど、やってみたいね。多くの人に読んでほしいなあ。オススメです。(^^)