「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「金魚の恋」(坂崎千春)

金魚の恋

この本は、深いなあ。人間界の、夫婦の、初恋の、前世の、出会いと別れを、挑戦と保守、などいろいろなテーマが内在しているなあ

 

春夏秋冬を舞台に、金魚鉢に住んでいる赤い金魚が主人公。自分はいつからここにいるのか。もっと大きな世界にいたはずなのに思い出せない。どうやら「海」というのがあったらしいと誰かに聞いた。

 

そこに黒い金魚が入ってくる。まっくろでつやつやしていて、それに、なんて大きくてきれいな目。

 

「ここは ずいぶん ちっぽけなところだね」

「そうなの? ここは ちっぽけなの?」

「むかし ぼくは、 青くて大きな世界に 住んでいた。

 

仲間もたくさんいて すごくにぎやかだった。空には いろとりどりのお日さまが

あって 夜も輝くんだ」

 

そして二人の(二匹の)生活がはじまる。

 

やっぱりマンネリの生活から飛び出したくなるよね。外の世界をみたくなるよね。

 

チャレンジしたくなるよね。

 

読後に感想を話し合いたいなあ。オススメです。(=^・^=)

 

金魚の恋