実家に帰ると、母がヒザが痛い、あそこが痛い、あちこちが痛いと言う。いたくないところから言った方が早いと思うくらいだ。(笑)「お前もこのトシになってみないと分からない」と祖母が言っていたのと同じことを言う。( ゚д゚)
「私は初期の老人、老人一年生だ。この半年、痛風で歩くことが困難だった。他に前立腺肥大症、高血圧、頸痛・腰痛、慢性気管支炎に次々襲われた。体のあちこちが痛い。痛いと訴えても同情すらされない。老人に当たり前のこのことが若い人には理解できない。これは残酷で大きな人間の真実だ――。老人病とは何か。著者は痛みにどう対処したのか。余計な手術ばかりする整形外科医と、長生き推奨医の罪も糾弾する。老化のぼやきと、骨身にしみた真実を明らかにする痛快エッセイ」そのエッセンスを紹介しよう。
・老人とは何か。それは痛い、ということだ。老人は痛いのだ。
年を取ると、あちこち体が痛くなる。毎日生きているだけでも痛い。本当に苦痛だ。人間、体の痛みぐらい嫌なものはない。
・私がこの原稿を書こうと思った理由は
「老人は痛いのだ」「老人というのは。あちこち痛いということなのだ」ということを、何と若い人たちは分かってくれない、という、
大きな秘密を明らかにするためだ。老人(になった人間)
にとっては当たり前のことが、
若い人たちには分からない。
若い人たちは本当に、老人の体の痛みことを分からない。
・
老人はみんな人生の達人だ。だから、
若い人たちが自分の痛さをどうせ分かってくれないということを、
よくよく分かっている。自分も若くて元気だった頃は、
老人のことを理解しなかった、と分かっている。
・
岸信介首相は、新聞記者から
「長生きの秘訣は?」と聞かれたときに
「転ばないことだ」と、答えたそうである。
これは名言だと思う。
確かにそうだね。ワタシも転ばないようにしないと!オススメです。(^^)♪