この本のタイトル、まさに現代を象徴するようだね。ワタシの記憶によると昭和の時代は「バッシング」という言葉がなかったような気がするけど、どう!?゚( ゚д゚)
「マスコミやネット住民はバッシングが大好物。失言やトラブルによって「悪人」となった対象を見つけては非難するが、最近ここに一般の人も追随し、まるで国民総出のいじめの様相に。このとき、非難する側は必ず「正義」を振りかざすが、実は他人を傷つけて楽しむ心理も混在する。もともと、似た価値観を共有する日本人は、差異に対して敏感で嫉妬を抱きやすく、異物を排除する傾向が強い。さらに、適度に豊かな現代には空虚さが蔓延しており、若者は悲観的で自信がない。現代人の心の歪みを、精神科医である著者が斬る」そのエッセンスを紹介しよう。
・彼らの大部分は、実世界で発言する場所を持っていない人たちであろうし、それどころか、だれからも注目されない卑小な存在であることが多い。彼らネット住民たちが、自分の「本心」を言えるのは、匿名のネット社会の中だけである。
・ネット住民たちの目的は、インネンをつけることができる「標的」を見つけ出しては嗤(わら)い、さげすみ、とことん引きずり下ろして罰を与えることである。彼らの本当の目的はm、正当な非難ではない。ネット住民たちはバッシングすべき対象が見つかれば、相手は誰でもよい。ただ、他人を徹底的に攻撃することが、心地よいのである。
・一見したところ自信家で傲慢不遜に見える政治家たちも、マスコミや世の中からのバッシングには必ずしも強くはないようである。これは、考えてみれば当然のこと。政治家というものは、有権者の「人気」というあやふやなものを権力の基盤としているので、彼らの足ものは簡単にぐらつきやすい。
・それにもかかわらず。政治家たちのわきは甘いし、同じような不祥事がくり返して置きているのが現実である。
「自分の時間を削ってまで他人を非難する人たちのモチベーションはどこにある?」
ネット以外でもこういう人がいるよね……ヒマなんだなあ……その心理を学びました!オススメです。( ゚д゚)