2024年も暖かい陽気でスタート!!!とおもったら昨日の地震、ビックリしたねえ……。石川、富山、新潟……元日を直撃したよね……心が痛む……。ご愁傷様です。
さて、お正月にふさわしい本に出会いました!(・∀・)
「『聖書』をはじめ、孔子『論語』、シェイクスピア『ハムレット』、ダーウィン『種の起原』、トルストイ『戦争と平和』ほか、大人の教養を高める名著50を精選。世界的な文学作品はもちろん、人類史に名を残す思想、歴史、科学などの作品を、そのエッセンスを読み物にまとめた「要約」と「著者と作品紹介」「読みどころと名言」「編者からひとこと」「文献案内」で丁寧に紹介。面白く読めて、一冊に必要な情報が詰まった名著ガイドの決定版!」そのエッセンスを紹介しよう。
「幸福論」(アラン)
・求めよさらば与えられん。社会は、求めようとしない者には、 何ひとつ与えない。辛抱強く、 途中で投げ出さないで求めようとしない者には、 何ひとつ与えない。そういう社会のあり方は、まちがっていない。 なぜなら、知識や才能だけがすべてではないからだ。 人間は行動することを欲しているのであって、 そこにこそ幸福がある。
・どんな仕事も、自分が支配者であるかぎりは楽しいが、 支配されるようになると、とたんに面白くなくなる。 電車の運転士は、バスの運転手より幸福ではない。 少しは生活の苦労があって、波瀾の道を歩むほうがいい。 すべて思いのままの王様は気の毒なものだ。幸福というものは、 きっといつも、なんらかの不安や情念など、 私たちを自分自身にたいして目覚めさせるような多少の苦痛を前提としているのである。
・私は、幸福の秘訣のひとつは、自分自身の不機嫌に無関心でいることだと思う。無視していれば、不機嫌などというものは、犬が犬小屋に戻って行くように、動物的な生命力のなかへ戻って、薄らぐものだ。これこそ道徳のもっとも重要な主題にひとつである。自分の不機嫌、怒り、悲しみなどから身を引き離すことだ。自分の不機嫌に身をまかせる人は、たちまち不幸で意地悪くなる。人間にとって、自分以外にはほとんど敵はいない。
・もし道徳論を書かねばならなくなったとしたら、私は、上機嫌を義務の第一位に置くだろう。
・新年の贈りもので私がお勧めしたいのが、上機嫌である。これこそ、贈ったり、貰ったりすべきものであろう。これこそ世のすべての人を、何よりもまず贈り主を豊かにする真の礼儀である。これこそ、交換によって増大する宝物である。あなたがどこへ投げ捨てても、それは芽を出し、花を開くだろう。
・私たちが自分を愛してくれる人のためになしうる最善のことは、自分が幸福になることである。相手の幸福を心の底から喜ぶことができるということが、愛の証である、自分の幸福を素直に語ることができるのが、相手に対する愛の証である。
・子供たちに幸福になう方法をしっかり教えるべきだろう。その第一の規則は、減税のものにせよ、過去のものにせよ、自分の不幸についてけっして他人に話さないということである。
「自分を知るために」「人間を知るために」「社会を知るために」「歴史を知るために」「自然を知るために」など。
よおし!!!いままで以上に2024年は「上機嫌」でいこう!!!オススメです。(・∀・)♪