「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「大人のための偉人伝(シュワイツアー、ヘレン・ケラー)」(木原武一)

 
木原武一さんって知らなかったけど、いい本書くね〜!!!(上から目線!)あまりの感動に本がフセンだらけになっちゃった!♪採り上げた人物も魅力的なんだけど、その切り口と表現力がすごいっ!夢中になって読んでしまった!!!座右の書になるなー!♪ (・∀・)
 
 
「面白くてためになるものといえば、まずなによりも偉人と呼ばれる人たちの物語である。これを子供たちに独占させておく手はない。子供にとっての模範は大人にとっても模範となるはずである。世のため、人のために尽した偉人たちから学ぶべきは、むしろ大人のほうである。偉人伝を読んで感動したり、発奮したり、あるいは忘れ去った幼い日の夢と理想を思いおこしてみたりするのもときには必要なことではなかろうか」そのエッセンスを紹介しよう。
【シュワイツアー 30歳でキャリアを大転換】
 
哲学博士にして神学博士シュトラスブルク大学神学部講師にして聖トマス教会神学寮主事、世界に名の知られたオルガン奏者にしてバッハ研究の権威者たる音楽学者、そして、オルガン製作の第一人者ーこれが30歳の時点でのシュワイツアーの肩書である。のちにこれに医学博士というものひとつの肩書が加わることになるのであるが、ひとりの人間で、よくもこれほどのことができたものだとあらためて感心させられる。彼には偉人や天才という言葉よりも、むしろ、「大きな人間」という言葉のほうがふさわしい。その幼年時代を調べてみても、この人物には、神童とか天才とかいった言葉はあてはまらないようだ。
 
・少年シュワイツアーについて特異と思われる一点とは、音楽に対する非常に鋭いというか激しい感受性である。ピアノを5歳から、オルガンは8歳から弾き始めたが、6、7歳のころ、はじめて二部合唱を聴いて、感動のあまり卒倒しそうになったというエピソードである。また、同じ頃、金管楽器吹奏楽をやはりはじめて聴いて、同じような状態になったというのである。これは桁違いの感動の仕方であって、彼にはすぐれた音楽家しか持ち合わせていないような音楽の天分がそなわっていた何よりの証拠だと私は考えたい。
 

ヘレン・ケラー 人間そのものが奇跡】

 
人間の限りない力と生きることのすばらしさをヘレン・ケラーの生涯ほど実感させられるものはない。人間の知性や感性はどのように発達し、そもそも教育とはいかなるものであい、教育によって人間はいかに変貌をとげ、限界を突破できるものなのか、また、人間の脳はいかに豊かな潜在能力を秘めているものなのか。彼女の生涯そのものが、こういったことを考える格好のテキストなのである。
 
・すべてのものに名前があることを知ったヘレンは、旺盛な学習意欲を発揮し、次から次へとことばを覚えていった。はじめの三ヶ月で約400の単語を習得したという。学習能力にいっそう拍車をかけたのが、盲目であるがゆえに持ちえた集中力である。彼女はたえず耳や目に飛び込んでくる雑多な情報にわずらわされることなく、学習に、つまりことばの世界に没頭することができた。「一生涯をただの一日に縮めて生きる小さな昆虫のように私の生活は忙しかった」と述べている。生活=学習であり、目覚めているすべての時間が勉強の時間であった。
 
・私は、彼女の自伝を読んで、目が見えたり、耳がきこえたりすることがいったい何の役に立つのだろうか、と何度も思ったほどだった。彼女が描く世界はそれほど色彩と響き、そして、豊かな感覚にあふれている。「元来、人間のもつ正解についての知識は大部分、想像力によって構成されたものである」という彼女の言葉が正しいことを私も確認する。
 
ヘレン・ケラーについて知れば知るほど、目や耳の機能の喪失は人間にとってそれほど致命的な障害ではないかもしれないと思うようになった。
 
リンカーン 人びとの声の代弁者」「ガンジー 一人に可能なことは万人に可能」「ナイチンゲール もっとも幸福な仕事とは?」「キュリー夫人 永遠の女学生」「エジソン 99パーセントの努力」「カーネギー 富を生かす方法」「野口英世 疾走する野心」「二宮尊徳 農村の再建屋」など。
 

いや〜すごい!!!これずーっとシリーズで出してほしいわー!モチベーション上がるわー!超オススメです!(・∀・)p