子どもの頃、マンガを描いていた。マンガ家になろうとも思った。当時、手塚賞と赤塚賞というのがあって、当然目指すのは「赤塚賞」!!!赤塚不二夫は天才だと思ったわー!!!(・∀・)
「『天才バカボン』『おそ松くん』などのギャグ漫画で知られる赤塚不二夫。その生誕80年を記念して、バカボンのパパの母校である「バカ田大学」を、なんと東京大学で開講!美術家、ミュージシャン、学者、作家、演出家、本物の東大教授などなど、豪華12組の講師による「赤塚不二夫スピリット」がビンビン伝わる熱い講義を一冊に。読んでリッパなバカになるのだ!」そのエッセンスを紹介しよう。
・(泉麻人)当時は「買う」じゃなくて「取る」って言ったんですよ。定期購読の年間契約をして、行きつけの本屋さんに取っておいてもらうんです。そういうとき「取る」という言い回しを使いました。「オレは『少年』取ってるから!」みたいなことを友達に言うわけです。
安齋さんとは、旅行中に二人で温泉に浸かっていたときは、あとから入ってきたおじさんに「混浴かよ!」って言われたこともありました。当然、おばさんだと思われたわけです。
・
井上陽水さんの
「夢の中へ」という歌をご存知でしょ?
これには
「自分なくし」の真髄が隠されてたんです。“
探しものは何ですか?見つけにくいものですか?
カバンの中もつくえの中も探したけれど見つからないのに〜”
と歌ったあとに、“それより僕と踊りませんか?”って、
クラっとするような何の解決にもなっていない結論を出すわけです
(笑)。もう
これは仏教なんですね。あの歌は
「執着をやめて、そこから視点を変えよ」ということを説かれていたんですよね。
・駐車場やアパートに
「空あり」と書いてあったんですね。
「“ない”ことが、ある」って書いてあるんです。
投げかけてきているんですよね。中には「空なし」
というのもありました。
「“ない”ことが、ない」。
「天才バカボン」のオヤジ的に言うと、「反対の賛成の賛成の反対」みたいなことですね。
・(
鴻上尚史)
バカボンとバカボンのパパのすごさの一つは、「とにかく受け入れる」ということですね。話を聞いて、
途中で相手の話を遮らない。自分の話に持っていかない。
・(
坂田明)
僕のやっている音楽は、音楽だと思わないでください。風景だと思ってください。汽車に乗って窓から見ている風景だと。音楽をやっていますけど、
ものを考えていません。やってないときはたくさん考えますけど。
何かを表現しようとか、そういうことはほとんど思わない。
たとえば、歌詞がある音楽をやる場合は、
多少そういう思いはあります。それ以外のことはわからない。
無意識なんです。
脳みそよりも指の方が早く動くので、
もう無理なんです。自分が何をしているかわからない。
そのわからないことをみなさんが考えて、何がわかるか。
そういうもんです。
・(
茂木健一郎)
日本の大学入試って、鳥と猿とペンギンと象と魚に「公正な試験をしたいので、この木に登ってください」と言っているようなものですよね。
学習障害で文字を読むのが困難な人がいますよね。トム・
クルーズさん、
スティーブン・スピルバーグさんとか。当然、
日本の大学入試には受からないよね。
でもそういう人にも学ぶ権利はあるじゃない。
僕はね、大学は4年間続くパーティだと思っているわけ。パーティはいろんな人がいたほうが面白いでしょ。
何で同じような人ばかり集めるのかね。
・(
喰始)当時の赤塚さんの
「レッツラゴン」の世界は、異常すぎて、ついていけないという人がほとんどでしたが、僕は
「レッツラゴン」を異常なほど評価していまして、これはすごい、
と思っていました。
ワタシも赤塚先生の最高傑作は「レッツラゴン」だと思ってます。もう、ハチャメチャ!オススメです。(・∀・)♪
『天才バカボン』『おそ松くん』などのギャグ漫画で知られる赤塚不二夫。その生誕80年を記念して、バカボンのパパの母校である「バカ田大学」を、なんと東京大学で開講!
美術家、ミュージシャン、学者、作家、演出家、本物の東大教授などなど、豪華12組の講師による「赤塚不二夫スピリット」がビンビン伝わる熱い講義を一冊に。
読んでリッパなバカになるのだ!
泉麻人「シェーとは何か?」
みうらじゅん「人生論」
久住昌之「旅はよそ見と道草でいいのだ」
会田誠「僕のバカアート」
鴻上尚史「コミュニケイションの達人になれるといいのだ」
坂田明「役立たずの在り方とミジンコについて」
茂木健一郎「創造性のバカちから~天才の方程式」
三上寛×宇川直宏「飢えた子供の前でコニャニャチハは有効か?」
養老孟司「バカと天才の壁」
喰始「バカの力!」
浅葉克己「デザインを血肉化する」
河口洋一郎×原島博「漫画とデジタルコンテンツ」
赤塚りえ子「おわりに~『リッパなバカ』になるために」