「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「笑おうね 生きようね」(本多正識)


吉本興業NSCのお笑い講師で、漫才作家の本多正識さん。この本、良かったよね〜!

 

 
その本多さんが、壮絶ないじめを受けていたなんて、ビックリ!お笑いといじめ。その経験があったからこそ、お笑いの世界に縁ができたというのも不思議だなあ。(・∀・)
 
 
いじめが辛いときに読んでください。著者の教え子でもある一流芸人や、著者自身のいじめられ体験と、それに負けずに生き抜いたことを、今、いじめに直面し辛い思いを抱えている人たちに伝えたい。そして、あなたは決して一人ではないということを知ってほしい。笑うことで生きる力を取り戻せるなら・・・。笑おうね。そして、生きようね。一人ひとりに明るい未来はあるはず」そのエッセンスを紹介しよう。
 
 
・私は「漫才作家」という肩書で、お笑いの作家として舞台、テレビ、ラジオの漫才、コント、吉本新喜劇などのネタ台本や構成台本を1984年からプロとして書いてきました。「お笑いの学校」の先生ではありますが、学歴は高校2年一学期で中退、高2の夏休みに心臓発作で倒れてから1年3ヶ月の入院生活、7年近くの自宅療養生活を過ごし、その間に自律神経失調症パニック障害なども発症し、普通自動車免許ももたず、自転車にさえ乗れず2012年・54歳には脳梗塞で倒れて、今も右半身に軽いしびれが残ったままです。それでも私はまだ生かされて仕事を続けています。
 
・療養中のラジオへの投稿がきっかけになって、今の仕事をしていますが、もしあの時ラジオを聴いておらず、聴いていたとしても、その後に「投稿」という行動を起こしていなければ、いったい今はんいをしているでしょうか?全く想像がつきません。小さな小さなきっかけで、自分自身ではどうにもできない偶然や運や縁などが重なり合って人生を大きく左右します。
 
・猛烈に歯がゆく、腹ただしいのが、数十年、後を絶たない「いじめ」が原因、要因とされる自殺する児童生徒をなぜ救えないのか?」「どうすれば救えるのか?」という問題です。残念ながら私にも明確な答えはありません。それでもとにかく生きていてほしい!」「十代で死に急がないでほしい!」その一心から、この本を書きました。私地震のいじめられ体験、度重なる闘病経験、家族からの言葉による虐待体験などを書かせてもらいましたが、ただ、生きていたからこそ、命を絶たなかったからこそ、これまで貴重な体験ができたんだということを伝えたかったのです。ただそれだけです。
 
クラス、学校という狭い狭い枠の外には、無限の夢や可能性が待っているのです!「生きる」ってほんとに大変だけど、生きていれば、今は想像もしえない喜びに出合えるチャンスが、みんなにも平等に用意されているのだということを、ぜひ、ぜひ知ってほしい!それに、突然、君がいなくなれば、悲しむ人がいることも忘れないでください。
 
とにかく、生きようよ!生きてみようよ!まだ見ぬ未来を見てみようよ!そして笑おうよ!
 
「普通と違う」……この時の「普通」の基準ってどこにあるのでしょうか?
誰が決めたんでしょうか?一人ひとりが、みんな違う「自分の基準」をもっているはずです。ただ少し「平均値」から離れているだけで「普通と違う」と言われる。それは違います。より「個性的」なだけです。

 

「統計心理学」でそれぞれの「個性」の違いを学ぶって大事。小学校の授業に取り入れればいじめはなくなるとホントに思うわ。オススメです。(・∀・)