ときどき忙(せわ)しい現代から逃げ出したくなる。江戸時代に戻りたい。「エロ時代」でもいいけど。(笑)
そんなとき、ジャレド・ダイアモンドの著作はいろいろと考えさせられる。座右の書っていうのは、こういう本のことをいうんだね。この本の下巻もスゴいわー!まさに必読書だねー。
そんなとき、ジャレド・ダイアモンドの著作はいろいろと考えさせられる。座右の書っていうのは、こういう本のことをいうんだね。この本の下巻もスゴいわー!まさに必読書だねー。
「「現代社会を深く考えるための必読書」(養老孟司)「ダイアモンド文明論の決定版的集大成」(福岡伸一)■現代西洋社会の特徴はインターネット、飛行機、携帯電話といった技術や、中央政府、司法、警察といった制度ばかりではない。肥満、座りっぱなしの働き方、豊かな食生活から生まれる疾病や、社会が豊かになったことによる宗教の役割の変化もまた、現代西洋社会の特徴なのである。■伝統的社会に強く惹かれ、その研究者としての人生の大半をニューギニアなどの伝統的社会に捧げてきたジャレド・ダイアモンドが、現代西洋社会に住む私たちが学ぶべき人類の叡知を紹介する」そのエッセンスを紹介しよう。
・われわれの平均寿命は彼らのそれよりも二倍も長い。 この事実は、一年ごとの平均的な危険度に」おいて、 彼らのほうがわれわれよりも二倍以上、 危険にさらされる可能性が高いということを示唆している。 もうひとつの重要な違いは、 われわれアメリカ人が事故に遭って怪我をしても、 たいてい治療できる点だ。しかし、 ニューギニアの奥地で危険の犠牲になったら、それが最後、 一生涯残る生涯になるか、命を落とす可能性が高いのである。
・結局のところ、あの事故は自分の責任だったのだ。あの事故は、 自分の力で回避することができる事故だったんだ。
・イヌイット族たちは、 試合時間が20分しかないアイスホッケーの試合をしているような もので、シュートが失敗すれば、 罰則をくらうことがわかっていても、 そのリスクを負ってシュートを放たなければならないということな のだろう。
・ニューギニア人の会話好きの側面は、彼らが、 危険に満ちた環境で人生を生き抜く上での一助にもなっている。 彼らは日常のありとあらゆることを話題にして、 事細かに話すのである。 伝統的社会で暮らすニューギニア人にとって、 自分が目でみたこととと人から口づてで聞いたことが、 得られる情報のすべてなのである。 つねに仲間との会話を絶やさず、 口づてにできるだけ多くの情報を手に入れ、 自分を取り巻く世界の状況を理解し、 人生の危険に対応すべく備えるのである。
人類の大河ドラマを読んでいるよう。何度も読み返したい本。超オススメです!(・∀・)