20年以上前に話題になったこの本。意外にも、この本、読んでなかったわー!♪(・∀・)
あらためてスゴイ内容だね。まさに、事実は小説より奇なりだねー!
「著者は、中学2年のとき、いじめを苦にして自殺を図る。その後、坂道を転げ落ちるように、非行に走る。16歳で「極道の妻」になり、6年間その世界に生きる。現在の養父・浩三郎さんに出会って、立ち直り、「猛勉強」の末に、29歳で「司法試験」に合格する。現在、少年犯罪を担当する弁護士となって、4年たつ。涙もいっぱいでるけど、元気もたくさんでる本」なかでも最も感動したフレーズを紹介しよう。
・その日も、大平さんはこんこん私を説得した。「 こんな生活していてどうするの。今からでも遅くないから、 もう一度、人生やり直してみ。ちゃんと昼間働き。 普通の生活をせなあかん。こんなことしてたらあかん」
「今さら立ち直れったって、なにを寝言言うてんねん、 口先だけで説教するのはやめてくれ。 そんなに立ち直れって言うんやったら、 私を中学生の頃に戻してくれ」
〈おっちゃん…いつも温和なおっちゃんが、あんな大きな声で…… 〉落雷にあったように体じゅうに電気が走った。
〈やっと、私に真剣に向き合ってくれる人と会えた……。 おっちゃんは、本気で心配しれくれてるんや… 私を人間としてあつかってくれてるんや……〉
うれしくて体が震えた。そして泣き崩れた。
「今の世界から抜け出しなさい。騙されたと思って、 一回私を信じてみなさい。あんなやったらきっと頑張れる」「 そうかなぁ〜」「頑張ってみ」「だけど、もうぼろぼろやけど…」 「この世で、もうあかんということはなに一つない。 やらんうちからあきらめたらあかん」「できるかな〜」「 大丈夫や。小さかった頃のことを思いだしてみ。 あのときの気持ちに戻って、もう一度やってみ」 と言って励ましてくれた。私は、これがきっかけとなり、 大平さんの言うことを素直に聞けるようになった。そして〈 もう一度、人を信じてみよう〉そう思った。
〈これが最後のチャンスかもしれへん。最後のチャンスかも… もう一度人生やり直してみよう〉と決心した。このとき二十ニ歳。 あり地獄に堕ちた私の目の前に、一本のロープが投げ込まれた。 私は、それをしっかりとつかんだ。そして、 過去のすべてを断ち切った。
・今こそ出発点
人生とは毎日が訓練である
わたくし自身の訓練の場えである
失敗もできる訓練の場である
生きているを喜ぶ訓練の場である
今この幸せを喜ぶことなく
いつどこで幸せになれるか
この喜びをもとに全力で進めよう
わたくし自身の将来は
今この瞬間ここにある
今ここで頑張らずにいつ頑張る
京都大仙院 尾崎宗園
「ご両親にお詫び」「養子縁組」のところも感動だなあ。勇気づけられるなあ。何かをはじめるのに遅すぎるってないんだね。オススメです!(・∀・)